こんにちは、ピースホームの河野です!
今回は、自然素材の家づくりに欠かせない「もみの木」について、
ちょっとマニアックだけど役に立つ“裏側の話”をお届けします。
🪵 もみの木は、いきなり貼ってはいけない⁉
ピースホームでは「もみの木と暮らす家」に使う床材を、
現場に搬入してすぐには使いません。
実は、**“1週間ほど、現場の空気に慣らす期間”**を設けているんです。
こんなふうに 👇
📸(もみの木を並べて養生中のイメージ)
💡 それってなぜ?キーワードは「平衡含水率(へいこうがんすいりつ)」
木は、呼吸しています。
だからこそ、**その土地の気候に合った水分バランス=“平衡含水率”**に落ち着くまで、少し時間が必要なんです。
✔ 平衡含水率とは?
「木材が、温度や湿度が一定の環境に置かれたとき、自然と落ち着く水分量」のこと。
たとえば、宮崎県で自然乾燥されたもみの木が、香川県に運ばれてきたとします。
でも、香川と宮崎では湿度も気温も違う。
さらに同じ香川でも、都市部と郊外では空気がまったく違いますよね。
だからこそ、現場に合わせて“空気に慣れさせる”必要があるんです。
🌬 木が慣れると、こんな良いことがある!
📌 乾燥での床材のすき間が出にくくなる
📌 調湿効果(=天然のエアコン効果)をしっかり発揮
📌 フローリングが反ったりねじれたりするリスクを低減
実際、施工直後に「すぐ使える床材」よりも、
ひと手間かけて慣らした木材のほうが、体感的にも安定感が違うんです。
📝 人間でいうと「いきなり布団に入って寝るより、少しクールダウンしてから眠る」感じですね(笑)
🏡 こんなふうに、家づくりは“見えない工程”が大事
もみの木の家は、ただ貼るだけじゃ本当の力は発揮できません。
ピースホームでは、
施工の順序・乾燥状態・空気との相性までしっかり見極めながら、
一つひとつ丁寧につくり上げていきます。
「自然素材って、貼ればOKでしょ?」
そう思っていた方には、ぜひ知ってほしいポイントです🌿
💬 もみの木が気になる方へ
「実際の空気感を体験してみたい」
「アレルギーの子どもがいるので気になる」
という方は、ぜひピースホームまでお気軽にご相談ください😊
宿泊型モデルルームはありませんが、
現場のご案内や素材の現物確認は随時可能です!