7月の金利情報
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河野です^^
な、、、、なんとーー!
史上最低金利更新です。
21年以上、9割以下の借入で0.93%。
フラット35S利用で今はマイナス0.3%金利引下げなので、
35SのAプランだと2100万円借入で、月々5万5千円程度の支払に抑えられるみたいです。
フラットも一時期の変動金利なみに金利が下がりましたねー。
変動金利も恐らく今月、下がるのでしょう。
今年一年は金利の動向にも要注意ですね^^
ちなみにこの金利。
重要なのは、「どの時点での金利が適用されるか?」という点です。
え?今月申し込んだら、今月の金利じゃないの??と思った方!
実は違う場合もあるんです。
その辺り、よーく調べておきましょう!
現場干し
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河野です。
モミの木は内装に使います。
主には床や天井。たまに壁にも張ったりします。
内装に使う理由は、調湿性や抗菌性、空気浄化などの効果を活かす為。逆に外装といわれる外壁や構造体にはモミの木は使用しません。
室内に使用するモミの木ですが、他の木とは違う大事な作業があります。
こんな感じで箱詰めで届くモミの木。これを現場で干します。
干すというと乾かすというイメージになりがちですが、実際の意味は少し違います。
こんな感じで、箱の中のモミを広げて「現場の空気に馴染ませます」
これをすることによって、その土地の最適な環境にモミの状態を合わせることが出来ます。
期間にして、最低1週間。
これをやるとやらぬのでは、大きな差が出る!と日本ISJ研究所の皆さんに教え込まれていますので、現場で立て掛けています。
先月から工事を開始した三豊市のS様宅もT様宅も、どちらもキチンとこの現場干し作業を行います。
また、その進捗はブログで報告させて貰おうと思います。
さて、明日はT様邸の配筋検査です。
無事に一発合格しますように!!
古材を取り入れ、レトロ感+モミの木の家
| 施工実例
家族の痛みを代わってくれるモミの木の床は、適度な弾力が有り、転倒時のダメージを代わりに受けてくれるので小さなお子様が転んでも安心出来る空間です。お施主様がこだわって取り入れた、足場板の古材。家の中の様々な所でレトロな雰囲気を感じながら、モミの木の床でゴロゴロくつろぐ事が出来るお家になりました。また、何時来るかも知れない大地震にも備えた高耐震住宅です。
通し柱不要論
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河野です。
僕らが建てている住宅は在来工法と呼ばれる、柱や梁と言われる部材を繋ぎ合わせる骨組みの組み方です。
面ではなく、線を積み重ねて家にしていきます。
その中でも、通し柱と言われる一階から二階まで突き抜ける長さ6mほどの長い柱について、今日は書きます。
いきなり結論を書きますが、通し柱は不要です(^○^)
在来工法であれば、通し柱を用いた方が安全だと考える建築士も、多いです。
ただ、家を建てる現場を見れば4寸(120ミリ)程度の通し柱が、如何に危なげであるかは見れば伝わると思います。
通し柱はその性質上、二階の床を構築する梁がちょうど人間でいうお腹の辺りに突き刺さってきます。
その突き刺さった梁が何カ所あるかで、二方差し、三方差し、四方差しと増えます。
さて、お腹に前後左右から突っ張り棒を突き付けられたとしましょう。
そこに大地震が襲ってきます。
上下もしくは左右に揺らされる体。
突き付けられた突っ張り棒。
痛いです。
身体であれば、痛いと言ったり、逃げたりも出来なくは無いですが、通し柱は逃げ場なし。
行き場を失った力は、通し柱に負担を求め、折れます。
そうなると、家の構造はダメになります。
これは、在来工法で起こりがちな事故です。
上棟と言われる棟上げでも、通し柱に四方差しで差さった梁を上手に組んで柱をゆっくり起こさないと、ポキンと簡単に折れます。
これは、断面欠損(柱の肉厚が欠けて、少ない事)が大きい為に、こういう事が起こります。
過去、僕も2度ほど折れたのを見たり、聞いたりしていたものですから、10年前くらいから僕が設計する家は通し柱を無くしています。その方が構造的に強いからです。
昔は、建築確認申請という図面確認の段階で注意されたことも有ります。
「通し柱を図示してください!」と。
しかし、ちゃんと法律に書いてあります。
建築基準法施行令の第43条5項
5 階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。
前半だけ読むと、なるほど確かに通し柱にせよ。と書いてあります。
だがしかし!
後半部分を読むと、但し書きがあります。
ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合はこの限りではない。という部分です。
もう少し乱暴に簡潔に言うと、
繋いだ所を、通し柱と同じくらい補強したら、別に通し柱で無くても良いで!
って読めます。
このように、法律でも但し書きによる例外は認められています。
例外という扱いにしろ、現場では通し柱は折れやすいのが共通認識です。
知らない人は、現場の組み立てを見た事が無いんだと思います。
そんな訳で、以前の図面確認審査では建築基準法施行令を持ち出して、話をした思い出があります。
最近は、比較的通し柱不要論を言う方が増えてきたので、通し柱を用いず、あえて管柱(くだばしら)で構造を組み立てる家も増えてきたように思います。
昔は通し柱が無い家は弱い!とか結構悪口を言われてたんですが、昔の家は通し柱が5寸や6寸などと太かったですからね。今は家の軽量化と大壁化が進んでスリム化して4寸(120ミリ)になってますので、昔と今では事情が違います。
そんな訳で、今の家づくりにおいては「通し柱は不要」だと考えています。
※どうしても使いたい方は、柱を太くして、真壁にすると骨太感が出て、見た目にも綺麗だし、構造的にも安定します。もしくはピン工法にするかですね。
以上、通し柱不要論でした。
祖父と始まりの話。
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河野です^^
ご無沙汰しております。
実は先日、僕の祖父が亡くなりました。
それで、葬儀に出席したりなんやかんやでここ2日間ほど、あまり仕事をせず、祖父のそばに居ました。
ようやく、落ち着きましたので本日から再始動です^^
祖父は、僕が建築の道へ進んだ理由を作った人です。
大工さんをして、現場監督をして、僕が生まれる前には工務店をつくり、家を建てる事を一生の仕事としていました。
そんな人が身近にいたもんですから、進路を問われた時には建築という選択肢は大きなものでした。
社会に出て数年後、祖父の会社に就職しました。
今、お付き合いのある職人さん達は、その当時に出会った人たちです。
もう、十数年になります。
祖父の会社に就職した年は、現場で挨拶をするのが苦手でした。
なんせ、強面の職人さんが多い業界です。
話せば優しい、よく笑う職人さんだと今は知っていても、当時は怖かった(笑)
そんな物怖じする僕を、祖父は現場に連れて行って「おい、しっかり声ださな聞こえんぞ!」と叱咤したものでした。
未だに、初めて連れて行って貰った現場を忘れることはありません。
祖父には色んな事を教えて貰いました。
図面の書き方、現場での職人さんとの話し方、そしてお客さんの為にどれだけ頑張るかということ。
彫刻が好きだった祖父は、家を建てる時に鼻隠しという板に燕の彫り物をしていました。
建築として本来どうあるべきかという事を、家づくりで考えるのも大事ですが、祖父はそれよりも「家づくりをいかに楽しむか、いかにお客さんに喜んで貰えるか」を
大事にしていたように思います。
一緒に仕事をするようになって、僕が設計の仕事をするようになり、現場監督も始め、じょじょに祖父の仕事が減った時でも、毎日仕事の事ばかりを考えていた人でした。
何て言えばいいのか、祖父が亡くなる前にも、祖父にもっと教えて貰えば良かったなどと考える時期はありました。
でも後悔はしていませんし、技術的にどうこうでは無く、祖父ならば今どうするか?そういったことを亡くなった今は考えるようになりました。
共に仕事をしたのは10年にも満たない年月でしたが、祖父が話してくれた言葉を、祖父が見せた仕事に対する姿勢を、
少しづつ思い出しながら、これからは僕自身の仕事として磨いていきます。
じいちゃん、ありがとう。