伝わりますでしょうか?
その土地に合う木の選び方
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人生で初めての経験。いわゆる初体験。
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今日は直球なお話し(笑)
先日、建築中のお客様との20回目くらい(回数は適当です^^)の打合せにて。
お客さんが、「河野さん!家が出来たら棟梁さんと一緒に家のどこかにサインして貰って良いですか?」と僕に言いました。
え?サイン???←心の声
一瞬、戸惑う僕(笑)
え?良いの??ホントに?←心の河野
ここで喜びに変わる僕(笑)
えーー!良いんですか?ホンマに!?えー!←声に出た僕
ありがとうございます!!
いや、正直ね。初めてです。
出来上がった家、もしくは建ててる家に名前を書いてほしいって言われたのは。
昔の家はね、棟梁が「棟板」と呼ばれるものに、
いついつ、誰それが、どんな人達の力を借りて、家を建てた、そんで当時の物価はいくら。みたいなのを書いてたんですよ。
その棟板を子供の頃に、一度だけ見たことがあって。
大工さんだった祖父が、解体した家から大事そうに取り出して来たのが、曾祖父さんの名前の入った棟板でした。
なんか、昔それ見た時に凄い感動してね。
何十年も前の、木の板が出てくるんですよ。
しかも、そこに大勢の人の名前が書かれてるの。
当時を知るすべは無いのに、その板があるだけで当時のことを考えることが出来るんですよ。
ロマンティックですよ、まさに。(書いてて興奮してます。(笑))
そんな思いで深い「棟板」のように、名前を書いてと言われるなんて。
嬉しすぎて、その日は奥さんへの報告が止まる事はありませんでした(笑)
そんな経験をさせてくださるお客さんに、深い感謝を伝えたいと思います。
Fさん、ありがとうございます。
幸せです。
また僕は、思い出深い記憶を一つ持つことが出来ました。
良い家建てるぞ!
新築だから油断できない!窓で注意すべき、雨漏り対策。
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家を建てる上で、耐震性に次いで心配なものの一つが「雨漏り」です。
雨漏りは屋根や外壁からの侵入も多いですが、実は窓枠周囲からの原因も多いです。
大きな外壁に、穴を開けて窓を付ける訳ですから、上手に処理をしていないと雨漏りの確率は、どんどん高くなります。
僕のお薦めは、下の写真に写っている緑色のやつです。
白い四角の枠が窓枠になるんですが、窓枠の下の部分と隅の部分に緑色のカバーを付けています。
これ、こんな商品です。
ウェザータイトと言います。
今回、ご紹介するのは窓用です。
上の画像にも書いていますが、「あらかじめ取り付けておいて漏水対策」を行うものなんですね。これを取り付けるメリットは、雨漏りのリスクを減らす事です。
しかし、実はそれ以外にも僕が選んだ大事な理由があります。
それを紹介する前に、この画像をみてください。
↑この写真は、グーグルで検索して見た防水シート(窓用)の画像です。
検索して見ると分かるんですが、黒いシートが圧倒的に多いです。
この黒いシート、実は工事現場で大工さんなどが「自分でカット」して取り付けるものです。
その為、職人さん個人の知識や技量の差、または監督をする現場監督の技量によって「防水性能が変わってしまう」のがこの黒いシートです。
では先ほどの緑のシートは?と言えば。
コーナー(角)部材と直線部材が分かれてはいるものの、一体成型品ですし、室内側で水を外側に返す水返しも付いています^^
これが室内側の構造部分です。
このように、ある程度一体成形品を使うことによって、職人さんごとの施工ムラを抑えることが、僕が選ぶ大事な理由です。(10年製品保証も付いてますしね^^)
じゃ、お値段は?
ズバリ、緑色の方が高いです(笑)
黒色のは安いです。
でも僕としては、「この部分は値段で差を付けてはいけない」所だと考えています。
だって、本当に雨漏りしたら修理費用はもっと高額になります。そして何より、気分が悪いです。
家の雨漏りは、住む人からすれば心配だらけです。
家の中でカビが発生しないか?
木が腐らないか?
虫がわかないか?
雨が侵入するというのは、とても落ち着いていられません。
なので、値段どうこうより「防水性能」は譲れない場所の一つでもあります。
皆さんも、建築途中の家を見かけたら窓の下側に注目してみて下さい^^
緑なのか、黒なのか、はたまた何も無いのか?
来週末!
スーパーラジエントヒーターのセミナーを開催します。
3月19日の土曜日、一日だけの開催です。
午前は10時30分から、ハンバーグとご飯を作ります。
午後は14時から、大学芋を作ります^^
キッチンで、コンロをガスにしようか、IHにしようか迷っている方は、是非参考にして欲しいです。
他では見られない、楽しい調理方法を見ることが出来ます^^
ご予約お待ちしております♪
「お願いして良かったです。」
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お願いして良かったです。
そうやって言われると、嬉しさと一緒に責任感が増す。
仕事を続けて行く中で、僕らは何度も地位と責任を見つめ直す機会を与えられる。
自分の失敗だったり、人から聞いた噂話だったりタイミングは様々だけれど、共通するのは「自分なら最終どうするのか?」を考えている。
先日も、「瑕疵保険を説明しない、付けない会社」というのを聞いた。
何でだろう?面倒くさいのか?技術が不足しているのか?コストを掛けたくないのか?
どういう理由なのかは、追求しなくても良い。
ただ、僕らはそれを聞いて「あぁ、じゃ僕らも止めようか」なんて事は思わない。
「耐震性能なんか基準法をクリアしてれば良いんだよ」なんて事を聞いても、「じゃあ僕らも、その程度にしておこうか」なんて事は思わない。
家に住むのは誰だ?
作るのは誰だ?
家に住む人は、建築を知らない。作る僕らは、建築を知っている。
家に関する知識と技術を持つ僕らが、地位と責任を自覚しないでどうするんだ!
全ての職には、その職に携わる人達の地位と責任があるからこそ、僕らは旨い飯を食って、好きな服を着て、好きな家に住んで、大好きな家族と一生を過ごせるんじゃないかな。
お客さんからの感謝の言葉と、ノブレスオブリージュという言葉から、連想したことを書いてみました。
窓に枠が無いから結露??
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気付いたキッカケは窓のクロス
先日、知り合いに聞いた話です。
とある築10年くらいの住宅で窓の結露がヒドイらしくて、調査に向かったそうです。
そのお家の窓は、窓枠が無い家でした。
窓枠が無い家というのは、下の写真のように窓の下以外には、縁取りである枠が付いていない状態です。
グーグルで「窓 クロス巻き込み」と検索すると、たくさん画像が出てきます。
見た目がシンプルであるので、割と人気で、特にローコスト系の住宅に使われます。
枠が無い分、安いので(汗)
その窓に引っ付いている壁紙が、結露により剥がれて来たそうです。
クロスが剥がれた理由は窓の枠が無いから??
その住んでいる方は、壁紙が剥がれた理由を「窓枠が無いから」と考えていました。恐らく、友達の家に遊びに行った時に窓枠が有るのを見たりして、「自分の家との違い」に気付いたんだと思います。
しかし、実は窓枠は関係ありません。
結露が主な原因ですけど、窓枠が無いから結露がし易いとか、そういうものでは無いんですね。
このように四方を窓枠で囲っていても、壁紙は結露する時はしますし、
カビも生える時は生えます。
原因は窓だった。
原因は、知り合いが見に行ってすぐに分かりました。
窓枠じゃなくて、窓ガラスが原因でした。
シングルガラス(単板)と言われる1枚だけの窓ガラスだったんです。
シングルガラスは現在では、ほとんど住宅用としては出回っていませんが、10年くらい前は、まだいくつか有りました。
結露を防ぐには?
結露は、室内の温度を上げると窓付近で目に見えて発生します。これは部屋自体は暖かいのに、窓ガラス表面が冷たいという温度差で、空気中の水蒸気が凝縮されるために起こるものです。
その為対策としては、
①室温を上げ過ぎない
②窓ガラスの性能を上げて、表面の温度低下を抑える
などの対策が重要です。
しかし、冬場は室温を上げないという選択肢は中々、出来ません。寒いですもの。(汗)
ですから、②の窓ガラス性能を上げるのがお薦めです。今では、シングルガラスをペアガラスに変えたり、真空ガラスに交換するなどのリフォームも出来ますからね^^
家づくりで聞きやすい、一つの基準を覚えておこう。
上に書いたような事例の場合は、窓以外の壁の内部や天井裏などにも注意が必要です。シングルガラスを使う家づくりの場合は、断熱に対する意識が建築会社も低いからです。
そこで、新築の場合でもリフォームの場合でも、結露を防ぐ性能の基準を一つ覚えておきましょう。
それが「平成25年省エネ基準」というものです。
この基準を説明できるかどうかが、建築会社を選ぶ一つの指標となります。
また、新築を建てる際にこの基準をクリアーする設計、施工をして貰うと、結露のリスクが大きく減ります。
「平成25年省エネ基準」覚えておきましょう^^