お客さんからの声+ソフトな感じ??

おはようございます。
河野(かわの)です。

先日、ホームページをさらに充実させようと、色々なページを計画してます。
その中で、今まで建てた家の「お客さんの声」を改めて、聞いて、それをそのまんまホームページに載せちゃおうと言うページがあります。

※製作中の為、まだ公開出来てません。公開出来ましたらお知らせしますね^^

そこで、改めてウチのスタッフ門田が1軒、1軒お客様の家を回り、アンケートを手渡して、記入して貰いました。※まだ全員には訪問出来ていません。
そのアンケートを先日、僕もドキドキしながら見せて頂きました。

とても丁寧に書いて頂いた方ばかりなので、嬉しかったです。ありがとうございます。その中で、スタッフの対応として共通していたのは「ソフトな感じ、話しやすい」という感想でした。

実は、この話し方というのは常々、磨いていきたい所なんです。
というのも、僕は22歳まで「営業マン的」なグイグイ話してくる人が苦手でした。
建築の仕事をしていると、「建築士」などの資格取得の壁が20代に立ち塞がります(笑)そういった時に、資格学校と言うのがあるのですが、その営業さんが「グイグイさん」ばかりだったんですね。

すごい嫌だったんですよ。

でも、22歳の時にタマタマ?新しい営業さんが来まして。
まーその人の話し方がソフト!豆腐くらいソフト!真綿くらいソフト!なんですよ(笑)
でも、言うべき事はキチンと言う。
そんな人と出会いました。
当時、僕なりに衝撃を受けまして。男の営業さんだったんですが、恋しちゃうんじゃないかと思うくらい(笑)聞き上手でした。

その人のサポートもありまして、いくつか資格も取得できました。
結局、3つの資格を取得して7年くらい?資格の話もそこそこに、仕事の悩み相談やら、家庭の相談やら、本当に色々聞いて貰いましたね。

僕としては、今までの人生の中で一番話し上手、聞き上手な人だと思ってます。
で、そういう人を真似したい!というのが始まりでした。

なんでか?

そういう話し方や聞き方を覚えたら、相手が喜んでくれると思ったんですよ。僕自身もかなり嬉しかったですし。
どうせ、人と話すなら楽しい方が良いし、嬉しい方が良いよね?と自問自答したんです。
そういう経緯で、資格取得を目指しつつ、会話の仕方を真似しようと人間観察しつつ、7年くらい見てました(笑)

今、その人は全然別のお仕事されてるんですが、冒頭のお客さんのアンケートを読んでいて、あぁそうだ、もっかいあの人の話し方を学ぼうと思ったわけです。
学ぶというか、勝手に見てただけなんですけど(笑)

でね、話し方って人によるんですよ。
30歳には30歳の話し方があるし、50歳には50歳の話し方があります。
男性は男性なりの、女性は女性なりのです。

大事なのは、「話をする姿勢」と「話を聞く姿勢」かなと思います。
相手は、「話したいことを話します」聞いてほしいんですよね。

じゃ、それを気持ちよく話してもらうにはどうするか?
相手の気持ちの揺れ動きをしっかりと把握して、相手を見る事だと思います。

そうしたら、会話が楽しいじゃないですか^^嬉しいじゃないですか^^
少なくとも、僕は嬉しかったです。

これから出会うお客さん全てにも、そういう姿勢を見せていければ、今までのお客さんも納得してくれると思います。
「あぁ、ピースホームに頼んで良かった^^」ってね。

※アンケート内に「私たちと同じように、これから会う人にも接してあげてください^^」という言葉を頂いたので、締めの言葉にさせて頂きました。

アンケート回答頂いた皆様、本当にありがとうございました。

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今週末、ショールーム見学会を行います^^

1.23
1月23日(土曜日)10:00~17:00
1月24日(日曜日)10:00~17:00

当日は、3階にあります「モミの木の家ショールーム」を自由に見学して頂くスタイルになっております。
ぜひ空気環境の良さを見に来てください。
スタッフも1~2名ほど常駐していますので、家づくりの相談やリフォームと建替えを迷っているとか、色々な相談をお受けすることも出来ます。(無料です)

コジマリビングとの同時開催で、1階ではキッチンやお風呂など最新の住宅設備展示も行ったり、おもてなしのお茶や焼きたてパンをご用意しています。

毎年、1回限りのお客様感謝祭的な催しになっていますので、ぜひ皆さん遊びに来てください^^ 




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リフォーム


リフォーム工事をする会社は多いです。

大手で言えば、ハウスメーカーさんは各社やっているし、電気屋さんもやってる、アマゾンもやってる。小さい所で言えば、個人の大工さんや電気屋さん、タイル屋さん、そんな個人がやってます。

とにかく、「リフォームは出来るよ」という人が多いのです。

理由は、5つほど。
①資格が不要のケースが多い
②新築と比べて、工事の際の職種が少ないので、職人を数人知っていれば紹介だけで出来る
③法的な制限が少ない
④価格が安い所が優先されやすい
⑤明日からでも「リフォーム始めました」と言って仕事を始められる手軽さ

その為、「無理やり工事した」とか「中途半端になった」とか「予想と全然違う」とか「直したのにすぐ傷んだ」などトラブルも多いのが実情です。

本当は、新築を建てれる技術者が「家を診断して、工法を選定して、適正な職人を配置して、職人の仕事ぶりを確認して、適正な経理で、適正にお客さんに引き渡す」のが良いのです。

電気屋さんがキッチンを入れ替えるリフォームをしたとして、
床の傾きを確認するのか?
壁の傾きを確認するのか?
白蟻被害などの兆候確認はするのか?
雨漏り被害の兆候確認はするのか?
排水経路に問題が無いか確認するのか?
自治体の補助金政策などに精通しているのか?
仕事を終えた後のメンテナンスはするのか?

それらが出来るかどうかは、疑問です。

それらの「確認をしない」から安いのだとしたら?

「業者が多いから誰でも出来る簡単なもの、それがリフォーム」
そうでは無いのです。
リフォームこそ、残された家の時間を大切にすべき大事な工事じゃないでしょうか?
後、20年はもってくれるかな?老後の私たちが生活できるまで家がもってくれるかな?
家に住む人たちは、そんな思いを込めて僕たちに仕事を依頼してくれてると思ってます。

リフォームは金額だけじゃない、誰に頼むか。
家族みんなで、住み継ぐ家の事を考えてみましょう。

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人工乾燥材の良いトコ悪いトコ

木材は大きく分けて2つの乾燥方法があります。
1つがKD材と言われる人工乾燥材。
もう一つがAD材と言われる天然乾燥材。
ちなみに、乾燥していない生のままはグリーン材と言われます。

ローコスト住宅が出始めたころは、グリーン材が構造材にも多く使われて、カビや軋み、床の垂れ下がりなど「欠陥住宅」と言われるものが、ありましたね。
そういう家のリフォームも何度か行いましたが、壁や天井を壊す度に驚きと言うか飽きれかえるものも数多くありました。残念です。

さて、人工乾燥材ですが今や主流です。
構造材は、ほとんどがソレですし、内装材においても人工乾燥材が主流です。

でも昔は天然乾燥材ばかりでした。
人工乾燥材が主流になった良いトコとしては、供給の速さと、乾燥の程度を地域関係なくそれなりに合わせれる事でしょう。

悪いトコと言えば、均一な為に地域差に対応しきれない事でしょう。
人工乾燥材はKD材と言われて、JAS(日本農林規格)に規定されています。
その中で含水率(木材中の水分量)規格が25%から15%以下までで定められています。

ここで問題なのが、内装に使う場合。
実は家の中というのは、屋外よりも空気が乾燥し易い場所です。
その為、含水率15%のKD材であっても更に乾燥が進みます。約10~12%くらいまで減ります。
そうなるとどうなるか?
仮に床に使用していたとすると、隙間が出来たり、ネジレが出たりします。
特に板目材では、よく目立ちます。
無垢の床材を使った時に、反りやネジレ、隙間は「自然のモノだから仕方ないですよ」という話は、この収縮を想定して話されています。

でも昔は、こういう隙間や反りは少なかった。
大工さんが木に対して、乾燥期間を適切に取っていたから、ちょうどその地域に合った乾燥になってたんですね。

モミの場合は、その昔ながらの乾燥を必ず行うようにしています。

天然1
モミの製材所で天然乾燥している様子。


現場乾燥
現地(香川県三豊市)で再度、乾燥している様子。
ここに届いたときは含水率10%ほどまで乾燥していますが、
そこから建設地に合わせる作業をしています。

大体、工事現場で10日ほど。立て掛けてそこの空気に馴染ませるのです。
この作業をすることによって、夏場の湿気が多い時期にも水分をしっかり吸収してくれますし、冬場の乾燥が著しい時は、水分を放出してくれます。
この馴染ませた後の含水率が平衝含水率と言います。

正確には屋内平衝含水率かもしれません。
内装材である為に、屋内の環境に合わせるのが目的なので^^

そういった訳で、天然乾燥材だから隙間が出来るとか、ねじれやすいというのは全く違うんですね。乾燥を適切に行うかどうか、その木の特性を知っているかどうか、それだけで大きく変わります。

今の家づくりは省力化に進んでいる為に、時代に逆行しているような感覚もありますが、
やはり「省いて良いもの」と「省いてはいけないもの」もあると思うんです。
住む人が、どこにこだわるか?
そして、それに正確に応えることが出来るかどうか、これが建築会社の目指すべき姿勢だと考えています。

なんか今日ブログが、硬すぎたかもしれません。
今日も1日、皆さんがハッピーでありますように^^v

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断熱材が違うと実際、何℃違うのか?

建築会社が扱う断熱材は種類が多いです。

同じ、セルロースファイバーというものでも扱う材料や施工職人さんの技術には大きな差が有ります。それを見て何処が良いのか判断するのは中々難しいものでありますが、断熱材を良いものにしたら、正直どのくらいお金や温度が違うのか?
またそれが、今と比べてどのくらい快適になるのか??

知りたい人は多いでしょう。
僕も、その一人です。

という訳で、計算してみました。

グラフ1
こんな感じで実際の家の図面を基に、建設地域・暖冷房の運転スケジュール・設定温度などを設定して、シミュレーションしてみました。

最近は、数値化したい。数値化したものをみたいという方が多いです。
僕も、その最たる一人でもあります。

なので、上のグラフや光熱費試算をしてみました。
具体的には、ピースホームがお薦めしているモミの木の家や、香川県では昔から多い土壁の家など、そういったモデルを複数設定して、
・アパートで住んでたけど、今の新築になったらどのくらい変わるのか?とか
・実家は寒かったけど、建て替えたらどのくらい性能が良くなるのか?など

ある一定の目安(参考値)として、シミュレーションしています。

ショールームは実際の家を体感する場所としてありますが、数値が欲しいという人にはこういうものも一つの判断材料になるのかなと思います。
もちろん、シミュレーション通りの結果を出すには「適切な施工+適切な考え方」が必要にはなってきます。

グラフがどうのでは無くて、そういった知識があるのかどうか?これも建築会社の一つの判断材料なのかなと考えています^^



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室内環境を変える、遮熱断熱塗料。

今日は温度対策について。
今のような冬だと、家の中が寒いです。
暖房器具を付けていても、暖房器具の周りが暖かいだけで、足元が寒かったり、
少し器具から離れると背筋が寒くなったりしますよね?


暖めた空気が、室内で広がらずに、急速に壁や窓から失われていくのが原因です。

そういった原因を解消する為に、「熱を逃がさない工夫」が必要になります。
それが「断熱化・気密化」
リフォームの場合だと「断熱リフォーム」といった名前になります。

今日ご紹介するのは、「塗る断熱材」です。

スピン1
↑ウチのショールームにある実験7つ道具の内の一つ。
この道具で、断熱や遮熱の効果を見ることが出来ます。

鉄板1
上から見るとこんな感じ。
この四角い白い板は「鉄板」です。
熱すれば、触れないほど熱くなり、冷やせば触れないほど冷たくなる、「熱を通しやすいもの」でもあります。

同じ2枚の鉄の板のように見えますが、右側は

スピン塗り
このように塗料を塗っています。表面に凸凹が見えるのが特徴ですね。
さて、この2枚を電球で下から熱していきます(熱い!)

鉄板

さらに今回は冬ということで、熱した鉄板に氷を置いてみます!
すると、どうなるか。

普通は、溶けますよね?熱い鉄の板の上に氷なんか置いたら、あっという間に溶ける訳です。
当たり前です。
でも、溶けるという事は??
熱を通しているということなんですね。
鉄板の裏の熱を、氷はダイレクトに受けて溶けます。

氷1
左側が普通の鉄板。右側が塗る断熱材を塗った鉄板。
氷の溶け具合が違うのが分かりますか?

氷3
この時、鉄板の表面温度は93度くらいでした。
右側の塗る断熱材を塗った鉄板も82度くらいだったかな?
それなのに右側は、なかなか氷が溶けません。
素手で鉄板が触れます。

氷4
上から撮影。全然違うでしょ??

じゃ、なんで氷が解けないのかと言うと、
この塗料には接したものの温度に近づく性質があります。
氷が触れれば、氷の温度に。
手で触れれば、手の温度に。

近づいていくのです。

その為、何もしていない鉄板と大きな差が出ます。

では、これを室内で考えてみましょう。
寒い冬。
部屋を暖めたくてエアコンスイッチオン!
思わず、「はやく~~はよ、ぬくなって~」と言ってしまいます。
そこで、この塗料をエアコンの風があたる壁面に塗りましょう。
また、暖かい空気の溜まる天井にも塗りましょう。
そうすると、温かい風の温度に素早く近づきます。
壁や天井が、すぐに暖かくなります。


ポカポカする快適な室内になるのです。

昔の断熱材は厚みで性能を確保するものが多くありましたが、
今は性能や施工品質で断熱の差を比較する時代です。

断熱材が入っていれば良い、断熱材が厚ければ良い、というような時代は終わりました。

いかに室内空気環境を快適にするか。
これが、家に住むうえで最も大事ではないでしょうか?

生で実験を見たい方はぜひ、ショールームまで遊びに来てください^^
15分ほどの実験で、氷が面白いように変化します。

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