– 新基準と家づくりの「見えないコスト」の話 –
こんにちは、ピースホームの河野です。
今回は少し“マニアックだけど超重要”なお話。
2025年4月から変わる【柱の太さの新基準】について解説します。
🌲 柱の太さが変わるってどういうこと?
家の柱には一般的に
✅「3.5寸(105mm)」と
✅「4寸(120mm)」
の2種類の太さがあります。
これまで多くの住宅は3.5寸柱で建てられてきましたが、
2025年4月以降は“構造の基準”が大きく見直され、
「柱を太くしないと天井高が確保できない」ケースが出てきます。
🔧 新基準のポイント:重い家には太い柱が必要に
新しい基準では、柱の太さは「実態に応じて」計算されます。
つまり、断熱材や太陽光などをのせて重くなった今どきの家は、
その分だけ支える柱も太くしなさい、というわけです。
✅ 新ルール(2025年4月以降)では…
-
柱の小径 × 25 = 横架材間の最大距離
-
105mm柱なら、2,625mmまで
-
⇒ 天井高は最大で約2m30cmに制限される可能性も💦
🏠 太くすればいい? → コストが上がる!
もちろん、柱を120mmにすれば天井を高くできますが…
📈 問題は「コスト」です。
柱が太くなると、それにつながる土台・梁も太くなり、
構造材全体がアップグレードされてしまいます。
=家の価格も確実にアップ。
💡 じゃあどうする?3つの選択肢
制度変更に対応する方法は、大きく以下の3パターンです。
選択肢 | 内容 | 費用イメージ |
---|---|---|
① 太い柱で対応 | 柱・梁など全体を4寸に | コスト増(大) |
② 構造計算で対応 | 今の柱でも可(安全性証明) | コスト増(中) |
③ 対応せず | 天井を低めに抑える | コスト増(なし) |
💡 河野の予想では、②の構造計算で対応が今後主流になると見ています。
理由は…
・補助金や減税で構造計算が求められる
・「長期優良住宅」や「ZEH認定」などにも有利
・家の性能を数値で示せる=安心材料になる
🧩 見えないコスト、どう選ぶ?
最近は、「性能 × 補助金 × 税制優遇」が密接にリンクしています。
「少し費用がかかっても、性能で安心と将来の得を選ぶ」
そんな選択をするご家族が増えてきています。
だからこそ、
家の価格だけで判断せず、トータルで“コスパ”を考えることが大切です。
📝 ピースホームのご提案
ピースホームでは、
👉 お客様の希望する天井高
👉 補助金の活用有無
👉 性能と価格のバランス
これらを総合的に見ながら、
**「将来を見据えた家づくり」**をご提案しています。
柱が太くなる時代でも、無理のないご予算で、しっかり性能と快適性を両立させる。
そのために、制度改正や構造のことも一緒に考えていきましょう!