– 打ち継ぎ部の対策、ちゃんと考えてますか? –
こんにちは、ピースホームの河野です。
今回は家の「縁の下の力持ち」——基礎のお話です。
特に意識してほしいのが、コンクリートの“つなぎ目”=打ち継ぎ部の対策について。
💧 そもそも、コンクリートって水を通すの?
多くの方が「コンクリートって硬くて丈夫な素材」というイメージを持っていると思いますが、
実は、目に見えないほどの隙間(気泡)から水分がジワジワと浸透する性質を持っています。
特に注意すべきなのが、
**基礎コンクリートを複数回に分けて施工することで生まれる「打ち継ぎ部分」**です。
この“つなぎ目”は、
☑️ 雨水の侵入
☑️ 白蟻(シロアリ)の侵入
などのリスクが集中しやすい“弱点”になりがちです。
🏗️ 対策その1:一体打ち工法(イッタイウチ)
コンクリートを一気に打ち込む「一体打ち工法」は、隙間ができにくく理想的な施工法。
ただし…
⚠️ 高度な施工技術が必要
⚠️ 工期・コストが上がる
ピースホームでもご希望があれば対応可能ですが、
普段はより現実的な防蟻・防水対策を選んでいます。
🛠️ 対策その2:打ち継ぎ部に“先手”の対策を
ピースホームでは、2025年現在、以下のような防除・防水資材を使用しています👇
🧪 ボレイトシール(ホウ酸系)
ホウ酸防蟻処理を行う際に、基礎の打継ぎ部分に合わせて
「ボレイトシール」という防蟻パテを施工しています。
💡 特徴
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白蟻が侵入しやすい隙間を物理的に封鎖
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ホウ酸の効果で、白蟻にとって不快な環境をつくる
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水分の侵入抑制にも効果あり
シンプルな材料ですが、非常に効果的な対策方法のひとつです。
✅ 一番大事なのは、「弱点を知って対策する姿勢」
「一体打ちじゃないからダメ」ではなく、
**どんな工法を選ぶかよりも、それに合わせてどんな対策をしているか?**が重要です。
ピースホームでは、
基礎も、柱も、断熱も、「見えなくなる部分」ほど丁寧に。
家を支える“土台”だからこそ、
お客様の目には見えなくても、私たちが一番こだわる部分だと考えています。
🏡 気になることは、いつでもご相談ください
構造や基礎についても、専門用語はわかりやすくご説明いたします。
「どういう家なのか」を正直に、ていねいにお伝えするのがピースホームのモットーです😊