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無垢なら、天然木なら、どれも健康にとって同じ??


こんばんは、ピースホームのカワノです。

今、お家を2軒建てています。その内の1軒が完成間近!!
その為、内装工事だったり外回りの配管工事だったり、たくさんの職人さんが工事現場に出入りしています。この完成間近の工事で一番気になるのは、お天気

雨が降れば、お仕事お休みしなければならなかったり、風が強ければ様子を見たり、お天気のご機嫌伺いをしています(笑)

実は、昔の木の作り方も、お天気

のご機嫌伺いで出来上がっていました。

でも現代では住宅に使われる木材の多くが「工業製品化」されています。
理由としては、サイズの安定性だったり、期日の安定化だったり、コスト削減だったり、工事現場を円滑に進める為の様々な理由があります。

しかし、工業製品化することによって失われてきたものもあります。
例えば、フィトンチッドです。


今、主流となっている機械乾燥は熱を利用して乾燥期間や乾燥時間を短縮しています。急激な乾燥により、数日の内に乾燥工程を終える為、後に一部の材質の変化や割れなどが生じることもあります。なにより厄介なことは、木の細胞を壊してしまうことです。
その為、木の恩恵であるフィトンチッドや調湿性が大幅に落ちます。非常に残念な事なんです。


モミの木の家はあえて、昔ながらの製法を利用しています。
その一つが天然乾燥。
天然乾燥とは自然の天候に任せて行う乾燥方法で、太陽の恵みを受けて自然に乾燥するのを待つのみです。
雨が降ったら木材を取り込み、太陽が出たら外に出して乾燥させて、ずっとお天気のご機嫌を伺いながら、ゆっくりと時間をかけて乾燥していきます。

なぜこの現代で「あえて手間暇をかけて」天然乾燥を行うのか?
それは木の恩恵を残したいからなんですね。


しかし、この天然乾燥はとても長い期間が必要となります。
丸太からお手元に届く床材になるまで、最低1年は必要です。例えば明日、床材が届いたとしてもそれは1年前から大切に作られてきた木材なんですね。
決して1週間前に機械乾燥で、サッと出来上がった木材では無いのです。

自然の恵みである木は、自然のままに使用することが1番です。
ボクたちは、そんな思いで大切に時間をかけてモミを扱っています


最近では「無垢(むく)材です」とか「天然木(てんねんもく)です」と聞かれることも多いと思います。
でも木も人と同じです。

一人ひとり性格も違えば、容姿も違う。木も同じです。
「ヒノキ」だから「スギ」だからでは無くて、乾燥方法や加工方法も聞いてみると良いかもしれませんね^^ 
モミの木の家

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