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結露とカビの発生メカニズムを知って、家づくりを考える。


こんばんは、ピースホームのカワノです。
なぜカタカナ表記でカワノと書くのか?
間違われやすいんです、コウノさんと。

漢字が河野ですから、四国の香川県では「コウノ」と呼ばれがちなんですね。
他の地方に行けば「カワノ」さんも多いところもあるんだとか。。。
なんだか、そういう地方に行くと妙に親近感がわきます(笑)

そういえば今日の見学会でお話ししたお客様の中でも、寒さの感覚がボクと似ている方がいらっしゃって、親近感がわきました。
カビや結露の話をする中で「このくらいの室温ならエアコン少しでいけるから、結露しにくいかな」といった感じです。

そもそも、結露やカビってどんな条件が揃えば発生するかご存知ですか?
水蒸気は10万分の4ミリという大きさです。ヤカンでお湯を沸かした時に出てくるアワが水蒸気で、空気中に出るとすぐ冷えて水滴となりますよね?これが湯気です。

空気中に含むことが出来る水蒸気の量は、温度が高くなればなるほど多くなります。
つまり水蒸気の容量が大きくなるんですね。

例えば摂氏20度・60%の水蒸気の量は8.8グラムです。
これが摂氏12度になりますと、同じ8.8グラムでも水蒸気は100%となります。
さらに温度が下がると、容量があふれて水滴となります。これが結露なんですね。

カビが発生する条件は「温度15度以上、湿度75%以上」の高温多湿状態です。
以前お伝えしたように、日本の住宅は気密性や断熱性が高く、湿気と温度が保たれやすいことから、カビが繁殖しやすい環境になっています。
特に梅雨時は、アレルギーのもとにもなりかねないカビが気になります。
カビがあればダニも発生しやすいので、意識的に家を建てる前から調湿方法を検討することが、非常に大切です。

対策としては、まず大きなのが換気です。(水蒸気を出さないという方向性もありますが、料理など生活に必要な水蒸気発生をやめる訳にもいきませんので、省略します)

家の中の空気をいかに動かすか、静止したままの空気を作らない事が大事です。
換気種別として大きく3種類ありますが、おススメは第一種換気でしょう。
ただ、コスト的にも高いものですので他とのバランス調整は必要です。

そこで、換気機器だけに頼らずに内装材で対策を行うという方法もあります。
こちらもコストとの兼ね合いはありますが、こちらは素材によっては永久的に調湿を行ってくれますので、特に生活の中で意識をせずに「自然にカビ・結露対策が出来る」という意味でおススメです。

もちろん、モミのような天然乾燥で柾目取りをした木材が調湿効果は高いです。
同じ自然素材と言われるものでも、「種類や加工法」によって大きな差が出ます。
これは実際に体感されてみる事をお勧めします。

もし気になられた方は、弊社にあるモミを見に来てください。
驚かれますよ^^

モミの木の家

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