ピースホームの河野です。
古い家の建つ土地を購入した時。
実家を壊して新しい家を建てる時。
そういった時に、5つのポイントをチェックしておくと、予想外の出費に泣かなくて済むようになります。
では、早速書きたいと思います。
⒈持ち主の確認
これは、今見えてる土地が誰のものかの確認です。実家の建て替え時によくあるケースですが、土地の持ち主が既に亡くなっているご先祖様だったりします。通常、家や土地は登記という「誰がいつから所有しているか?」という記録を更新していきます。これが更新されていない事が多いです。その為に、住宅ローンの借入手続きが承認されないというトラブルが出たりします。もしくは相続で揉めて、所有出来ないとかね。
なので、まず持ち主を確認しましょう。
⒉境界の確認
土地には、道路や水路なんかが隣にあります。僕らは「南側に水路が接している」なんて言い方をします。
この道路や水路と、土地の境界を確認しましょう。これも目で見えてる状態と違う事が多いです。
例えば僕の家の横にも水路がありますが、水路のようで河川(川)です。そんでもって、河川管理道として、幅80センチ(だったと思います。)は敷地を使う事が出来ません。
実際には土地は水路に接していたのに、住宅を建てようとすれば、敷地境界を後退する必要があります。
なので、事前確認が必要です。
⒊新築なのか増築なのか
建て替えなら新築しか無いと思われるかもしれません。
でも実は、同じ敷地に離れとか納屋とか無いですか?
そういう建築物があると、それらも建築計画に含めて考えなければなりません。
詳しい内容は、場所により変わりますが、建て替えだから新築だよね。という訳ではなく、土地全体の建築物も含めた検討が必要になります。
そしてその他の建築物も含めて考える場合、「増築」と呼ぶようになります。家は新築なのに、法的には増築。
言葉は面白いです。
⒋都市計画
昔と変わっていて、怖いのがこの都市計画です。家を建てる地域によっては、建物に幾つかの制限がかかります。
「自分の家なのに」と思うかもしれませんが、その地域には一定の制限を設け無いと火災時に燐家に類焼し易い等の理由があって、制限されています。他にも近くにでっかい道路が出来る計画があるから、制限するよ。って言うのもあります。昔は家建てれたのに、今は厳しいというのが現実にあります。
⒌新築なのかリフォームなのか
迷わず建て替えなら問題はありませんが、当然費用の問題があります。相続もそうですが、費用のトラブルは無くしたい。
リフォームする方が、資金援助を両親もしくは祖父母より受け易いというのもあるかもしれません。
ただし、リフォームして良いかどうかの判断が必要です。
家の作りによっては、直す方が高くつく場合もあります。
僕も耐震診断で、多くの家を見ましたが建てた年代では無くて、「誰が建てたか?」で、耐震性が大きく違います。
50年前の家の方が、30年前の家より耐震性が高い場合もあるんです。
家はつくづく、「人による」と感じてます。
以上、ざっくり書きましたが、ほとんどは市役所や法務局で数百円前後で確認出来ます。
一度、試しに自分で調べてみるのも良い勉強になると思います。
(一部は、建築士による判断も必要だと思いますので、そのような場合は建築会社や知合いの建築士に相談してみてください。)
本年のブログはこれで終了となります。
この一年、当ブログを読んで頂いてありがとうございました。
来年も引き続き、毎日更新し続けてみようと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
よいお年を(≧∇≦)v
ピースホーム 河野でした。