あなた「じゃ、ローイーでお願いします!」
建築会社「分かりました。お任せください!」
ん!?ちょっと待ってください。
それだけで、会話が終わるとマズイかもしれません。
窓ガラスは昔はガラス1枚(単板)でした。
次に2枚(複層ガラス)になり、その後に出て来たのがローイーガラスです。
このLow-eガラスは金属膜がガラス表面にコーティングされているものです。
今の住宅では、ローイーガラスが標準になりつつあります。
もっと良いものを見ると、トリプルガラス等もありますが今回はLow-eガラスのお話し。
さて、このLow-eガラス実は種類が有ります。
日射熱取得型と日射遮蔽型です。
複層(2枚)ガラス表面の室内側と室外側のどちらに膜を作るかによって、効果が変わります。
本当は、方角や近隣状況によりガラス種類を選択すべきなんですね。
では種類を変えて、効果が違うと、どうなるのか?
家の中の暑さや寒さが変わります。
まず、冬場は太陽の熱が欲しいです。寒いですからね^^
そこで、選択するのが日射取得型Low-eガラスです。この日射取得型のLow-eガラスを使用することにより、日当たりのいい南面から太陽の日射を家の中に取り入れることが出来ます。
逆に夏場は東側と西側は暑いです。朝からドンドン暑くなります。夕方は夕方で西日がきつくて、古い家だと夜になっても2階が暑くて暑くてたまらなくなります。
そんな東西には、日射遮蔽型のLow-eガラスがお薦めです。夏場の直射光をカットしてくれます。
このように、本来は方角等に応じて「取得型」なのか「遮蔽型」なのかを使い分ける必要が有ります。
この辺り、意外に建築会社でも知らない人が多いので要注意です。
大抵は同じお値段で、「取得型」と「遮蔽型」を選べるはずなので、ぜひ検討してみて下さい。
突き詰めれば、同じ価格でも家の性能は上げることが出来たりします。
自分が知っていると、知らないとでは大きな差が出ます。
担当者に頼るのも大事ですが、
自分から学ぶことも「自分の家を良くする為だ」と考えて行動すると楽しいですよ。
「ローイーって南面はどのタイプ使うんですか?」って質問してみるのも有りかも。(笑)
来月!
再び、あの熱い男がやってきます!!
「スーパーラジエントヒーター調理実演セミナー」
平成28年1月30日(土曜日)
午前の部10時30分~12時30分頃まで
メニュー:白ご飯・ハンバーグ
午後の部14時00分~16時00分頃まで
メニュー:大学芋
当日は、上の写真のような分厚いハンバーグを「余熱料理」で調理します。
余熱です。見たら面白いです(笑)
こんな実験もやってます。
ぜひ、ご参加ください^^v