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中古住宅を買う前に、建物診断!


ピースホームの河野です。

先日、中古住宅を購入されたお客様から「リフォーム」の御見積もり依頼を受けました。
ありがとうございます。

早速、現地調査(僕らはゲンチョー。と呼んでます。)に伺います。

ちょうど良い機会なので、現地調査の流れをご紹介します。
1.ご依頼のお電話、ホームページで連絡を取る
2.伺う建物のある住所を確認
3.当日、現地で待ち合わせ。(工事の内容確認と建物へ入りますので同行お願いしてます)
4.ご挨拶。(僕たちの名刺をお渡しします)
5.希望の工事内容部分の確認
6.建物を見て、気になった部分をご報告
7.他に不安な点などをお伺いします
8.連絡先の確認と、見積り提出日の大体の目安をお伝えします
9.現地の写真撮影(5番の確認作業と同時にもなります)
10.現地解散

というおおまかな流れです。

で、今回の建物は某ハウスメーカーさんが建てた、築20数年経過の建物。
築20年くらいかと思ってたら、少し年上でした。思ったよりはキレイに使われている建物のようです。

ただ、残念な事が一つ。
中古住宅を買う際に、買主さんが売主さんに「雨漏りとか白蟻とか無いか確認して貰えますか?」と確認依頼をした所、売主さんが某ハウスメーカーさんの担当者に話をしたらしいんですね。

「買いたい人が居るんだけど、雨漏りとか白蟻の確認をしたいそうだから、お願いできますか?」って。

売主さんは良い人です。ちゃんと自分では確認出来ないから、依頼をしたんですね。
でも、結果は「未確認」
確認されないまま、うやむやのまま、購入されていました。

思わず、「ひどい」と呟いてしまいました。
しかし、現実には買主が依頼しなければ確認の「か」の字も出てこないほど、売買時には建物の建築的診断は行われません。

幸いにも、雨漏りの痕跡は今回ありませんでしたが、もし雨漏りがあって売主買主、双方が気付かぬままに購入が進められたらと思うと、買主さんの将来の金銭的負担は計り知れません。

これは空き家の購入には、割と多いケースなんです。
ですから今回、伝えました。
「空き家を買う前には、リフォームを頼む予定の会社とか、知り合いでも良いし、かならず専門家の視点で一度建物全体を見て貰うことをおススメします。買主さんが直接依頼するのが間違いないですよ。」と。

プロにしかわからない、「家の傷み」は確実にあります。
仮に大きな痛みが無くても、プロに見て貰うことで中古住宅を購入した時点から20年後までの大まかな修繕や補修計画を立てることができます。

屋根は後10年で直さないといけないね、とか。外壁は後5年くらいで、再塗装かな?とか。
そういった家の状態を知って買うのと、知らずに買うのでは将来的に大きな差となります。

正確な診断には数万円の調査費も必要ですが、予め知ることのメリットもしっかり把握して頂いて、安全な中古住宅の売買をして貰えればと思います。

中古住宅は「建物の状態を正確に把握する事」これが重要ですよ^^



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