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床下収納庫と床下点検口を考える。


床下点検口
※城東テクノHPより

昔の家は、「床下収納庫」が多かった。
床にあるフタを開けると、収納が出来る箱が有り、さらにその箱を外すと、床下に入って点検が出来るという物です。

取り付けられてる場所は、キッチンに立つ奥さまの足元。
どのお宅も、この場所でした。
理由としては昔は、床下に入れるのはほぼキッチンだけだったから。
でもその割にキッチンの漏水トラブルって少ないんですよね、お風呂や洗面の方が圧倒的に多い。

しかも昔はアフターメンテナンスで定期点検なんていうのも無いのがほとんどだったから、誰も開ける機会が無かった。
収納庫としても、キッチンに立って作業する時にワザワザ足元の収納庫から、「普段使い」のものを取り出すことはありませんでした。
せっかく収納庫があるからと、たまにしか出さない「梅干し、お酒、お水、贈答品」を収納してました。
たまにしか出さないものを入れると、たまにしか開けない、そうすると段々、収納したものを忘れる。
気付けば、「開けていない」というのが昔の家でした。

さて、今の家は床下点検口を設計で配置しています。
収納スペースの無い、点検口だけです。
「えー収納取れるのに勿体ないじゃん」と思う方も居るかもしれませんが、やはり使いにくいんですよ床下は。
取り出すのにも、屈まないといけない。
収納するのにも、床に膝をついて俯いてゴソゴソしなきゃいけない。
家事は時間との勝負なのに、効率重視なのに、「時間が掛かるし、面倒なのです」

なので、収納は別で考えます。
パントリーですね。
キッチンの背中側や、横に収納スペースとしての部屋を設けます。
これで、数歩で収納までたどり着けるし、良く使うものは自分の目の高さへ、壁面利用だから、収納量も豊富です。

昔に比べて、今の家は「より奥さま目線の計画」になっているのです。
よく「家事ラク動線」とかチラシに書いていますが、家事を楽にするのはもはや、当たり前なのです。

話しは戻って、床下点検口ですが僕の設計の場合3か所ほど配置をします。
理由はメンテナンスのし易さ。
配管方式もかなり点検のし易いものを採用していますが、その配管経路を考えつつ、床下をグルッと見て回れるように設計しています。

昔と違い、今はお風呂、洗面所、トイレ、キッチンなど水を使うスペースには全部点検が可能になっています。
点検口を複数設けることにより、万が一の時にも各所にアクセスしやすいようにしています。
もちろん、昔のように足で踏んでギィギィ鳴るようなものでもありません。
高気密型なので、体重100kgの人でもほとんど沈みません。

今の時代は効率化が進んで、何でも一緒に合わさって合理化している部分もありますが、
床下だけは「点検口」と「収納庫」は分けて欲しいと思います。

点検と収納は目的が全然違いますからね^^


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