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人生で初めての経験。いわゆる初体験。

今日は直球なお話し(笑)

 

先日、建築中のお客様との20回目くらい(回数は適当です^^)の打合せにて。

 

お客さんが、「河野さん!家が出来たら棟梁さんと一緒に家のどこかにサインして貰って良いですか?」と僕に言いました。

 

え?サイン???←心の声

一瞬、戸惑う僕(笑)

 

え?良いの??ホントに?←心の河野

ここで喜びに変わる僕(笑)

 

えーー!良いんですか?ホンマに!?えー!←声に出た僕

ありがとうございます!!

 

いや、正直ね。初めてです。

出来上がった家、もしくは建ててる家に名前を書いてほしいって言われたのは。

 

昔の家はね、棟梁が「棟板」と呼ばれるものに、

いついつ、誰それが、どんな人達の力を借りて、家を建てた、そんで当時の物価はいくら。みたいなのを書いてたんですよ。

その棟板を子供の頃に、一度だけ見たことがあって。

大工さんだった祖父が、解体した家から大事そうに取り出して来たのが、曾祖父さんの名前の入った棟板でした。

 

なんか、昔それ見た時に凄い感動してね。

何十年も前の、木の板が出てくるんですよ。

しかも、そこに大勢の人の名前が書かれてるの。

当時を知るすべは無いのに、その板があるだけで当時のことを考えることが出来るんですよ。

ロマンティックですよ、まさに。(書いてて興奮してます。(笑))

 

そんな思いで深い「棟板」のように、名前を書いてと言われるなんて。

嬉しすぎて、その日は奥さんへの報告が止まる事はありませんでした(笑)

 

そんな経験をさせてくださるお客さんに、深い感謝を伝えたいと思います。

Fさん、ありがとうございます。

幸せです。

 

また僕は、思い出深い記憶を一つ持つことが出来ました。

良い家建てるぞ!

 

 

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