お願いして良かったです。
そうやって言われると、嬉しさと一緒に責任感が増す。
仕事を続けて行く中で、僕らは何度も地位と責任を見つめ直す機会を与えられる。
自分の失敗だったり、人から聞いた噂話だったりタイミングは様々だけれど、共通するのは「自分なら最終どうするのか?」を考えている。
先日も、「瑕疵保険を説明しない、付けない会社」というのを聞いた。
何でだろう?面倒くさいのか?技術が不足しているのか?コストを掛けたくないのか?
どういう理由なのかは、追求しなくても良い。
ただ、僕らはそれを聞いて「あぁ、じゃ僕らも止めようか」なんて事は思わない。
「耐震性能なんか基準法をクリアしてれば良いんだよ」なんて事を聞いても、「じゃあ僕らも、その程度にしておこうか」なんて事は思わない。
家に住むのは誰だ?
作るのは誰だ?
家に住む人は、建築を知らない。作る僕らは、建築を知っている。
家に関する知識と技術を持つ僕らが、地位と責任を自覚しないでどうするんだ!
全ての職には、その職に携わる人達の地位と責任があるからこそ、僕らは旨い飯を食って、好きな服を着て、好きな家に住んで、大好きな家族と一生を過ごせるんじゃないかな。
お客さんからの感謝の言葉と、ノブレスオブリージュという言葉から、連想したことを書いてみました。