河野です。
間取りづくりで、住宅会社からよく聞く言葉に「動線」(どうせん)というものがあります。
実は動線にもいろんな種類があって、家事動線、通勤動線、衛生動線、来客動線などが主なものです。
どれも家族や来客時の「人の動き」を考えたものです。
この動線をどのように考えておくかで、ストレスの少ない良い間取りが出来上がります^^
そこで、今回は特に重要な3つのポイントをお伝えします。
1.家族の時間帯を把握しよう!!
例えば、お父さんの帰りが遅い家族、日中共働きで夜の家族だんらんが長い家族、来客が夜も有る家族、いろんな家族の住まい方があります。
まずは、そんなお互いの生活時間を把握しましょう。
一度、家族それぞれの生活スタイルを書きだしてみることが重要です。
こんな風に時間割でまとめてみると分かり易いです。
仮に家族みんなの時間帯がすれ違いが多くても、リビング階段を設けたり、廊下を少なくしたり、間取りを工夫する事によって家族の繋がりを保つことも出来ます。
2.ライフスタイルを意識しよう!!
家族の時間割が分かれば次にすることは、家族以外との関係を把握する事です。
実際に家に住む家族以外の、両親、親せき、友人、仕事仲間など家を訪れるであろう人達との関係を考えてみます。
この人には、プライベートなところを見られたくないなとか。あの人なら全然問題ないやとか。
そういえば、この子が来たら家の中が賑やかだからリビングは寝室から離そうかとか。
来客時と生活時の切り分けをどのようにするか、プライベートエリアをどこまで広げるか、そんな事を考えてみましょう。
3.未来をザックリ考える!
家族関係は変化します。子供が出来たり、大きくなるというのも当然ですが、自分達の老後、もしくはご両親との同居など、5年後、10年後、20年後という風に大きな時間を一度は考えてみましょう。
ここで重要なのは想像しすぎない事です。
未来は誰にも分かりません。決めつけすぎると、計画が変わった際に対応できなくなる場合もあります。
ですから、ザックリ考えましょう。
どっちか判断がつかない時は、予算組みだけしておくとか、大きく部屋を取って後から間仕切るとか、変更があってもゆったり対処できるようにするのがベターです。
さて、いかがでしたか?
今回は間取りを考える上で基本的、でも押えておきたい考え方を3つ書いてみました^^
ぜひ、今後の間取り作りに参考にしてくださいね。