blog

耐震診断と耐震補強

河野です^^
地震に対する意識は、年々強まっているようです。

7f83dc35eb93d7c6846109d54c730b46_s

新築住宅でも、打合せの初め頃から耐震に関するご質問は多く頂きます。
震度6なら大丈夫なの?震度7は?
何回も地震が来たらどうなの?
地震の後にどのくらい直さないといけないの?
といったご質問が多いです。

お客さんからすれば、「耐震」というのは性能値はよく分からないけれど「自分達の生活を守ってくれるなら安心だ」と考えられていると思います。
ですから、住宅会社を経営する身としては、性能数値が重要なんだけれども、お客さんが理解し易い説明を心がけねばと思ってます。

今夜は、今既に有る家の耐震補強を検討していました。
リフォームの場合は、住宅の現状を知ることから始めます。
病院の診察みたいなもんです。
家のどこが悪いのか?直さなくても良い部分はどこか?数年後には直さなければならない部位はどこか?色んな場所を見ながら、検討をすすめます。
最近では、家の診断を「ホームインスペクション」という言い方をしている住宅会社が増えました。
横文字で「キチンとした感の雰囲気だけ出して、見せ掛ける」というのは、どうにも苦手です(笑)
男なら日本語で勝負したいです。(笑)

写真は載せれないですが、ポイント(あ、日本語じゃない。。。)は小さなひび割れや、水染み、建具の開閉不具合だったりします。
長い間、住んでいる住宅ですから少しづつ劣化してきます。傷んでくるんですね。
その傷みの原因がどこから来るのか?

そういった点を重点的に見ます。
意外に家の間取りのバランスの良し悪しは、割とすぐに判断がつきます。
大体、耐震診断は半日程度お時間を頂いて、家の中を点検するようになります。

しかし、耐震補強工事の場合は、診断結果にもよりますが一週間で終わる時もありますし、一か月以上工事が必要な場合もありますので、なかなか大変です。
住みながらの工事ですし、思い入れのある部屋は工事をしたくないとか、床の間のある座敷は工事を避けたいなど、要望も多くあります。そういった所は、新築住宅と同じで「どれだけお客さんと対話できるか」がポイントになると思います。

普段の時間のやりくりで難しい日々も多くあるんですが、やはり出来るだけ多くお客さんと会話をして、気持ちを共有できることが重要だと考えています。

まぁ、話すことの大切さはビジネスの世界でも、家庭でも、友人とでも、同じですよね^^


関連する記事