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適材適所。針葉樹と広葉樹。
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河野です^^
木には、大きく分けて広葉樹と針葉樹があります。
葉がこんな感じで違います。
見た事ありませんか?
針葉樹は、松や杉、桧などがそうです。
広葉樹は、サクラやケヤキ、オーク、栗など沢山の種類があります。
この針葉樹と広葉樹は木の「性質」が違います。
針葉樹は、軽くて、柔らかい性質があります。
広葉樹は、重くて、硬い性質があります。
まるで逆ですね^^
この性質を活かして欧米では、硬くて傷がつきにくい広葉樹が重宝されてきました。
なぜかというと欧米は、靴を履いたまま暮らす文化だからです。
土足ですから、傷への対策が必要だったんですね。
日本はどうでしょう?
靴を脱いで暮らす文化です。
そこで、昔から日本では桧(ヒノキ)など軽くて柔らかい性質の針葉樹を床材に使用してきました。
素足での生活ですから、傷つきやすさよりも、歩き易さや温もりを重視したわけですね。
しかし最近の家づくりでは、針葉樹だけでは無くて、広葉樹や、合板フローリングなど様々な床材が増えています。
これは、効率化と個人の好みが多様になった為に、「選択の幅を広げよう」という動きから床材が増えたのだと思います。
さて、ここで樅(モミ)の木の登場です。
モミの木は、針葉樹・広葉樹どっちだと思いますか?
答えは、針葉樹です^^
針葉樹の柔らかさは、僕らのように家に住む人が過ごしやすいように、針葉樹自身が傷を負います。
僕らの代わりにダメージを受けてくれる。
そんな木です。
モミの木の家は、素足で生活をする日本人だからこそ向いている家なんです^^
以上、適材適所でした。