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柔らかい床と硬い床
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家の床材を選ぶ基準として、ぜひ知ってほしいのが「床の硬さ」です。
簡単に言っちゃうと、普通は硬い床・柔らかい床の2択なんです。が、、、
本当は、それだけじゃないんです^^
もうひとつの選択肢がある事を今日は知ってほしいなと思います。
↑先日のもみの木の家の勉強会のヒトコマ。
床の硬さは、木の種類によって変わります。
大きな分類で言うと、針葉樹と広葉樹に分かれます。
針葉樹は、スギ・ヒノキ・マツ・モミ。
広葉樹は、クリ・サクラ・ウォルナットなんかが有名ですね。
硬いのは広葉樹です。
家に住んでたら、物を落としたり、テーブルや椅子を引きずったりしますよね。
だから家の床は出来るだけ傷がつきにくかったり、傷が目立ちにくいのが良いって皆が思います。
僕もそうです。
そう考えると、硬い床=傷がつきにくいから、硬い=広葉樹はなかなか良い気がします。
でも。
家に住むのは?
僕たちですよね^^
僕達は靴を脱いで家に上がる文化で育ってきました。
素足やったりスリッパやったりしますが、土足で家に上がることはありません。
素足の人が硬い床で生活するとどうなるんでしょう?小さい子供が硬い床で転んだらどうなるんでしょう?
小さい子供を持つお父さんお母さんは、けっこうな確率でこれを買って、家に敷いてると思います。
THEジョイントマット。
なんで敷くんでしょう?
答えは、「子供がこけたら危ないから」だと思います。
こけたら危ない床っておかしくないですか?
家に住むのは僕たちなのに、家の中に危険があるんです。
そういう視点で考えると、傷がつきにくい=硬い床=安心安全とはならないんです。
まだ、傷がつきやすい=柔らかい床=安心安全の方が良いと思いませんか?
でも、やっぱり新築だし、傷は出来るだけ付けたくないし、家の中は綺麗にしておきたい!というのが本音です。
そこで、新しい選択肢。
もみの木の床です。
もみの木は、最初の方に書いたように針葉樹という分類です。
針葉樹は、柔らかい木です。
柔らかい床になる訳ですから、柔らかい=傷がつきやすい=安心安全になるんです。
ところが、もみの木の床にはいくつかの秘密があって、その中の一つに「浮造り」というのがあります。
今回の大きなポイントです。
この浮造り(うづくり、と読む)は、下の画像のように床の表面に凹凸をつける加工方法です。
この浮造りは、木の表面の柔らかい部分(春目)を削り、表面の硬い部分(冬目)を浮き立たせる仕上げ方です。
素足で踏むと、凹凸の程よいクッション感が感じられます。
この浮造り加工をすることによって、柔らかい針葉樹のはずなのに傷がつきにくいという床材が出来上がります。
傷がつきにくい=柔らかい=安心安全というのが成り立ってくるわけなんですね。
どうでしょう?伝わりましたか?
床には、柔らかい床と硬い床があって、木の種類で変わります。
家に住むには、足に優しい柔らかさが欲しいけど、床に出来るだけ傷はつけたくないのです。
だから、柔らかい木に傷がつきにくい加工をして、住む為の床材としているのです。
と、簡単にまとめてみました^^
こうやって考えていくと、木も適材適所で「使う場所によって木の種類や扱い方を変えていく」ことが、とても大切なんだと思います。
以上、柔らかい床と硬い床についてまとめてみました。
3月4日(土曜日)はもみの木の家の勉強会@食について学ぼう!やります。
ご予約お待ちしています^^v