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木だらけの家にしたらどうか?
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河野です。
先日、ウチのスタッフが苗字を河野にしましたので、社内でも社外でも少し混乱しています(笑)
呼び名は「カワノさん」と「マイさん」で分けてます。
この間から、お客さんに「河野さんの奥さん来られましたよ」と言われたり、「河野さん結婚したんですね、社内結婚って凄いですね」とか言われたりしてます。
ここで一つ告白をしておくと、ウチのスタッフである「マイさん」は実の妹です。
この告白をすると、お客様は皆驚いてくれます。「えぇ!!ウソでしょ!?」と(笑)
嘘ではありません。
本当に妹です。
そう伝えると、「全く似てないね」と言われます(笑)
その会話が楽しくてしょうがないので、兄と妹だと告白するタイミングをいつも考えています。
このブログを読んで知った方は、驚いているやもしれません。
驚いたら、次に会った時に教えて下さい^^(笑)
さて、前置きが長くなりました!
先日の見学会でのお話です。
「無垢の木は調湿するんですよね?じゃ、構造材とかたくさん木を室内で見えるようにしたら、それだけで調湿効果は凄いんじゃないですか?」というようなご質問を頂きました。
答えは「いいえ」です。
無垢の木には調湿をする為の条件が有ります。
その1つが、天然乾燥。自然乾燥とも言います。この乾燥方法を採用するかどうかによって木の細胞を活かしているか、そうでないかが分かれます。
天然乾燥を行うと、木の細胞を活かしたまま建築材料として工事現場に届きます。そういった乾燥を行った無垢の木は細胞内に水分を留めてくれます。室内が乾燥すれば、その水分を吐き出して湿度を調整しますし、室内に水分が多い場合は細胞内に水分を取り込みサラッとした室内にしてくれます。
しかし、構造材に使われる木材はそのほとんどが人工乾燥(機械乾燥)と言われるものです。
最近では、高温で乾燥する方法以外にも、中温や低温と言った「出来るだけ低い温度で無垢の木の細胞を傷めないようにしよう」といった乾燥方法もあります。
しかし、そういった方法であっても木に含まれる油(精油成分)は揮発(流出)してしまいます。
無垢の木を活かしていない訳です。
ですから、無垢の木を活かした家、調湿性の高い家、は無垢の木を使えば良いというのは、少しザックリし過ぎた話なんです。
無垢の木=調湿可能では無いんです。
だから、調湿するにはどういう条件が必要なのか?
そういったことを知る必要が有ります。
無垢の木が好きだから、たくさん使おう!という考えも家づくりの好みの一つに成り得ます。
でも。
無垢の木をたくさん使いたい、子供が少しアレルギーあるし!というご家族の場合は、無垢の木でも、乾燥方法や、種類、作り方、産地なんてものにもこだわって欲しいと思います。