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基礎の配筋ピッチはいくら?
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河野です。住宅の基礎内部には鉄筋が配置されます。
この鉄筋がどういう間隔で配置されるかを「ピッチ」という言葉で表現されます。
「ウチの基礎は200ピッチですよ」とか、こんな感じで説明を受けることも多いです。※「200ピッチ=平均200mm間隔の事」
さて、このピッチ。いったいいくらの数字が適切でしょうか?
答えは「家によって違う」です。
「ウチの家は全棟150ピッチですよ」なんて説明はダメです。
理由を説明しましょう。
住宅の基礎は、荷重と言われる様々な重さの流れを計算して決められます。
例えば屋根の材料でも瓦屋根と金属屋根では重さが全く違います。二階建てと平屋でも家の重さは違いますよね?
そういった荷重(重さ)を計算しまして、ここは200ピッチだとか150ピッチだとか決定します。ですので、「鉄筋のピッチは家によって違う」ということになります。
じゃあ全部の家に、とっても大量の鉄筋を入れて、とっても強いんんなら良いんじゃない?と思われるかもしれません。
でも、それもまた違います。
違う理由は簡単です。「必要じゃない所を強くするだけお金がもったいない」からです。
強い家=とても重要です。
しかし、その強い家は計算でバランスよく造り上げられた家でなければなりません。
強い家にしたいからなんでも材料を沢山使っちゃえーは、やはり無駄が多い家なのです。
そういう訳で基礎の配筋ピッチは「家ごとに、荷重を考えて適切に配置する」ことが重要です。
ピッチの数字に惑わされないように、気をつけましょう。