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高気密高断熱の家だから結露しません。って間違い。

河野です。今日は2組のお客様と家造りの打合せしてました。
その中で気になった高気密高断熱の話を今日は書きます。

24時間換気システムに頼り切った家が怖い

高気密高断熱にすれば結露が起きないっていう説明を住宅会社から受けた事はありますか?
それは大きな間違いです。
高気密高断熱の家であっても結露する家は、結露します。
ただの高気密高断熱の家にするだけではダメだという事です。
24時間換気システムは熱交換も付いていて、湿度交換も有って、結露が無くなりますよーという説明でもダメなんです。
換気システムは、よく考えられた良い商品ですが実はそんなに万能ではありません。

何故かと言うと、家の中の空気を約2時間に1回まるごと入れ替えるという前提がそもそも成立しにくいからです。
だって部屋の間取りなんて、家族によって様々です。
空気が動きやすい間取りもあれば、動きにくい間取りもあります。
それなのに換気の計算は、部屋の体積を換気風量で割って換気量を計算するだけ。
部屋が真四角な家と、部屋がL字型の家。
同じように空気入れ替わるのでしょうか?

目に見えない空気だからこそ、24時間換気システムがあるから大丈夫。という安心感はおかしいと思います。

結露の結果を正すのでは無くて、原因を正す。

よくある結露対策で、窓ガラスの話があります。
「ウチの樹脂窓は結露起きませんよ!」という説明。
これも間違いです。

確かに樹脂窓はアルミ窓に比べて結露が起きにくいです。
ただ、樹脂窓だけで結露が起きないというのはウソです。

24時間換気システムも同じ。
自然素材使ってるから大丈夫ってのもちょっとイマイチな回答です。

結露はどうして起きるのか?
結露が目に見える場所だけの窓や換気のグレードを上げて、どうにかしようとするのでは無くて、
結露が起きる原因を正すのが正解だと思います。

お金を出せば、良い商品を使えば、結露は消えるのか?
そうでは無いんです。

ちゃんとした家の構造や仕組みを整理して、結露対策しましょう。
お。すみません、そろそろ時間だ!(汗)

続きは、また^^


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