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モミの木の家が全国にある理由

先日、訪問した爽建ハウスさんがブログに、僕らのことを書いて頂いたので、お返しに書いてみようと思います。

ちょうど昨年の初め頃に、福岡県の爽建ハウスさんにお邪魔しました。
理由は、「ピースホームのショールームをどんな感じにするか?」の打合せです。

普通は、香川県なら香川県内だけで打ち合わせて、図面を書いて、ショールームを造るんですが、ちょうど爽建ハウスさんにカッコいいショールームがあったので、マネしちゃおう(笑)と思い、行ったのが始まりです。

それから、ちょうど一年くらい。
爽建ハウスさんのモミの木が完成したという事で、タイミングよく見学させて貰えることになりました^^

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こんな感じで^^

時々、モミの木の家ってフランチャイズなんですか?と聞かれます。
フランチャイズって、ノウハウとかブランド名を本部が売って、小さい会社がそれを買いつつ、使用料を払うシステムなんですが、僕らは違います。

ただの、モミの木が好きな仲間です^^
モミの木を使うから、使用料が発生するとか、契約料が要るとか、そんなのはありません。

単純に、モミの木の効果や作り手の考えに共感して、「ウチでもモミを使いたい!!」と思って行動している建築会社がモミの木の家として、家づくりをしています。

ピースホームも、河野が「モミの家、すごい!気持ち良い!」と感じた所から、モミの木の家は始まってます。
僕が、鼻炎でも無く、アトピーでも無く、ニオイにうるさい訳でも無かった、もし、そんな人だったら「モミの木」には出会って無かったかもしれません。

そんな「モミが好きで、家づくりに真剣に向き合っている人」がたくさん居ます。
そんな広がりが日本全国に広がったことによって、フランチャイズ?的な見方をされているのかもしれませんね(汗)

「素晴らしい家造りに出会い、これをお客様に届けたい!」
(爽建ハウスさんより抜粋)

そんな気持ちで、ピースホームのモミの木の家を今後も、お届けしていきたいと思います^^

ショールーム



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家を見に香川から福岡へ行ってみた。


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モミの木の家出来たから、見においでよ(*^^*)


そんな一言を福岡県の爽建ハウスさんより一週間前に頂きました。

すぐ行くよ!と返事をしまして、6日後に福岡へ。
ちょっと、お仕事が忙しい時期ではあるんですが、こういうチャンスは声が掛かった時点しか無いんですよ。

普通はヨソの建築会社さんの建物なんか見れないんです。
なので、お仕事は頑張るしか無い!って事で、丸一日使って、日帰り研修してきました。

ウチのスタッフも連れての研修です。
今回新しく、床をドイツモミに変更する事になりましたので、そのドイツモミの良さを改めて再確認に向かいました。

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これがドイツモミの床材です。

ピースホームでは、無塗装品をあえて使います。
この柾目のうづくり加工が、程よい暖かさや、素晴らしい吸放湿性を与えてくれます。

見せて頂いた家では、階段の踏み板や、玄関框にもモミが上手く使用されていて、とても滑りにくく歩きやすい感触が実現されてました。

空気の質も、モミに加えて、調湿消臭効果のある羽衣や遮熱断熱効果の高いスピンオフが施行され、澄んだ空気を感じました。

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暖房無しで見学しましたが、鼻炎持ちの僕も楽に3時間滞在させて頂きました(*^^*)

これで、熱源入ったら更に快適でしょうね。

今回の機会を作って頂いた、福岡県の爽建ハウスさんは、ピースホームと同じ素材を多く使う、モミの木の仲間です。
溝上社長、中崎さん、ありがとうございました(*^^*)




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人工乾燥材の良いトコ悪いトコ

木材は大きく分けて2つの乾燥方法があります。
1つがKD材と言われる人工乾燥材。
もう一つがAD材と言われる天然乾燥材。
ちなみに、乾燥していない生のままはグリーン材と言われます。

ローコスト住宅が出始めたころは、グリーン材が構造材にも多く使われて、カビや軋み、床の垂れ下がりなど「欠陥住宅」と言われるものが、ありましたね。
そういう家のリフォームも何度か行いましたが、壁や天井を壊す度に驚きと言うか飽きれかえるものも数多くありました。残念です。

さて、人工乾燥材ですが今や主流です。
構造材は、ほとんどがソレですし、内装材においても人工乾燥材が主流です。

でも昔は天然乾燥材ばかりでした。
人工乾燥材が主流になった良いトコとしては、供給の速さと、乾燥の程度を地域関係なくそれなりに合わせれる事でしょう。

悪いトコと言えば、均一な為に地域差に対応しきれない事でしょう。
人工乾燥材はKD材と言われて、JAS(日本農林規格)に規定されています。
その中で含水率(木材中の水分量)規格が25%から15%以下までで定められています。

ここで問題なのが、内装に使う場合。
実は家の中というのは、屋外よりも空気が乾燥し易い場所です。
その為、含水率15%のKD材であっても更に乾燥が進みます。約10~12%くらいまで減ります。
そうなるとどうなるか?
仮に床に使用していたとすると、隙間が出来たり、ネジレが出たりします。
特に板目材では、よく目立ちます。
無垢の床材を使った時に、反りやネジレ、隙間は「自然のモノだから仕方ないですよ」という話は、この収縮を想定して話されています。

でも昔は、こういう隙間や反りは少なかった。
大工さんが木に対して、乾燥期間を適切に取っていたから、ちょうどその地域に合った乾燥になってたんですね。

モミの場合は、その昔ながらの乾燥を必ず行うようにしています。

天然1
モミの製材所で天然乾燥している様子。


現場乾燥
現地(香川県三豊市)で再度、乾燥している様子。
ここに届いたときは含水率10%ほどまで乾燥していますが、
そこから建設地に合わせる作業をしています。

大体、工事現場で10日ほど。立て掛けてそこの空気に馴染ませるのです。
この作業をすることによって、夏場の湿気が多い時期にも水分をしっかり吸収してくれますし、冬場の乾燥が著しい時は、水分を放出してくれます。
この馴染ませた後の含水率が平衝含水率と言います。

正確には屋内平衝含水率かもしれません。
内装材である為に、屋内の環境に合わせるのが目的なので^^

そういった訳で、天然乾燥材だから隙間が出来るとか、ねじれやすいというのは全く違うんですね。乾燥を適切に行うかどうか、その木の特性を知っているかどうか、それだけで大きく変わります。

今の家づくりは省力化に進んでいる為に、時代に逆行しているような感覚もありますが、
やはり「省いて良いもの」と「省いてはいけないもの」もあると思うんです。
住む人が、どこにこだわるか?
そして、それに正確に応えることが出来るかどうか、これが建築会社の目指すべき姿勢だと考えています。

なんか今日ブログが、硬すぎたかもしれません。
今日も1日、皆さんがハッピーでありますように^^v

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住む人に対して、床はどうあるべきか?

家具机

床は家の中で、じかに足が触れる場所です。
でも使ってある材料しだいでは、住む人にストレスを与えてしまいます。

・床が冷たくて足が寒い
・床が硬いから、直に寝転がれないし、マットも分厚くないとダメ

僕らは、家の中で靴を脱ぐ生活。

床に大事なのは、床に触れる手や足に心地よさが伝わること。

心地よさを考えてみると、
・暖かみがあるから足が寒くない
・適度な凹凸で歩きやすく、滑りにくい
・ホコリがたまりにくいから、床がキレイ
そんな体感が心地よいですね。

モミの床材は、いつも安心して心地よさを感じてもらうために「浮造り加工」を施しています。


↑モミの床

モミの浮造り加工と、他の木の浮造りとの決定的な違いは、希少な柾目への浮造りであること。
この柾目に沿って凹凸を付けることにより、足に適度な刺激と心地よさを与えてくれます。

しかもモミの床は木目の細かさにもこだわっています。
それが、ドイツの森。


日本より寒暖の差が大きいドイツ。
厳しい自然環境の中で少しづつ、少しづつ成長を重ねていく為に年輪の密度が高いんです。
日本の温暖な気候では、この年輪の細かさが出せません。
この年輪の細かさが浮造りの良さを、さらに引き出してくれます。

そして、自分の力で成長してきた樹齢250年とも言われるモミの木が伐採されて、宮崎県まで運ばれてきます。

モミ・人
↑大きいでしょ?

このモミの木たちが、天然乾燥されて、浮造り加工を施されて、家づくりの現場に届きます。

うづくり手

「住む人に対して、床はどうあるべきか?」
そう考えて、作られている床材。
こんなに人の想いが入った床材は、他には無いでしょう。


さて今月30日!
家に住む人を「食から考えた」セミナーをやります!


「スーパーラジエントヒーター調理実演セミナー」

ラジエント1月

平成28年1月30日(土曜日)
午前の部10時30分~12時30分頃まで
メニュー:白ご飯・ハンバーグ

午後の部14時00分~16時00分頃まで
メニュー:大学芋

当日は、上の写真のような分厚いハンバーグを「余熱料理」で調理します。
余熱です!見たら面白いですし、料理のイメージが変わります^^

PH
こんな実験もやってます。

ぜひ、ご参加ください^^v
ご予約はホームページもしくはお電話にて。
「ラジエントヒーターの話を聞きたい」とお伝えください。

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たった5mで、家は大きく変わる。

ピースホームの河野です。

床材としてのモミの木の出会いは昨年の1月20日。
宮崎県生駒高原にあるマルサ工業さんへ訪問しました。

モミ出会い1
↑写真は日本ISJの皆さんと、河野と専務である藤田で撮影。
河野が今より大きいです(汗)

マルサ工業さんは、モミの木の加工所です。
類似品とは全く違う製法で、家に住む方を一番に考えた最善の床材を提供しています。
そのマルサ工業さん加工のモミの木の床材を、ピースホームは扱っています。

モミ新芽
↑モミの木の葉
モミの木といえば、クリスマスツリーが思い浮かびます。
駅前なんかにあるシンメトリックな形、いわゆる尖塔型です。
美しい形なのです。

モミ
↑ドイツ-シュヴァルツヴァルト(日本ISJ研究所さんより拝借)

モミ立木
↑マルサ工業さん敷地内のモミの木
この写真に写っている木は手前も、奥の木もモミの木なんです。
しかも同じ時に植えたモミの木。

育ち方が全然違うと思いませんか?
たった5mほど離れているだけで成長が大きく変わります。
びっくりするでしょ?

木は場所の影響をもの凄く受けます。
ですから、その土地ごとに「環境に合わせる作業」をしないと、本当の家に合った木材になりません。桧を使ったから、モミを使ったから、調湿性能に優れた室内環境になる訳では無いんです。

大事なのは、「木材をどう扱うか」
この扱い方を知っているか、知らないか、それだけで家づくりは大きく変わります。

田んぼの横の土地と、街中の土地、2つの土地が湿気同じでしょうか?

含水率と言う水分量だけで考えてしまうと、乾燥材なのに
冬場に床の隙間が出来たなんて事にもなっちゃうんですね。


さて今月30日!
食事の楽しさを伝えるセミナーをやります!

「スーパーラジエントヒーター調理実演セミナー」

ラジエント1月

平成28年1月30日(土曜日)
午前の部10時30分~12時30分頃まで
メニュー:白ご飯・ハンバーグ

午後の部14時00分~16時00分頃まで
メニュー:大学芋

当日は、上の写真のような分厚いハンバーグを「余熱料理」で調理します。
余熱です!見たら面白いですし、料理のイメージが変わります^^

PH
こんな実験もやってます。

ぜひ、ご参加ください^^v
ご予約はホームページもしくはお電話にて。
「ラジエントヒーターの話を聞きたい」とお伝えください。

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