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F様邸現場報告 耐力壁とは??

先日、棟上げをしたF様邸。

明日予定の金物検査に向けて、耐力壁の確認をしてきました。

耐力壁というのは、簡単に言えば「地震に対して抵抗(踏ん張る)する為の壁」です。

この耐力壁が適切な位置に施工されているか、また的確な取付をしているかの検査が、

通称「金物検査」と僕らは呼んでいます。

 

明日は、住宅瑕疵担保責任保険の検査です。

 

この耐力壁にも様々な種類がありまして、筋違と呼ばれる木材を斜めに取り付けるタイプのものや、面材と言われるパネルを張り付けるタイプもあります。

それぞれに、取付時に使う釘などの種類や、留め付ける間隔が規定されています。

「金物検査」では、そういう部分をチェックしていきます。

 

もし、不備があれば「手直し」と言われるものになり、その場で逐次、直していく場合もあります。逆に良ければ褒めてもらう事もあります^^

 

ただ金物検査では、「決められた位置や取付方法を確認するのみ」になります。

重要なのは、それ以前に設計段階で「どのような耐力壁を、どの位置に設置すれば耐震上、工事上、納まりが良いか?」を考えることです。

 

設備配管や電気の配線もそうですし、将来の床下メンテナンスのし易さも想定しておく必要が有ります。

耐力壁は「地震」だけを考えれば良いものでは無いのです。

 

いくら壁が強くても、頑丈でも、将来の生活を見据えていなければ「ただの作品」にしかならないです。

大事なのは、新しい家に住んでからどうなるのか?

そういう視点を大切にしたいと考えています。

 

 

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リフォームをしたい時の、会社選びはこう選ぶと良い。

どんな仕事をしているのか?

お客さんによく聞かれるのが、「こんなこともやってるんですか?」という質問です。
具体的には、家を建てながら、家具を作ったり、外構と言われる外回りの車庫工事をしたりをしています。またそれ以外にも、リフォームという「元々ある家を直す、新しくする」という工事もしています。

会社選びの基準は??
リフォーム店と住宅の新築を建てる会社は別であることも多いですが、個人的には住宅の新築を建てている会社でリフォームをすることをおススメします。
一番大きな理由としては、家全体を見据えた提案が出来るからです。

リフォーム店の場合、水回り専門や外壁塗装専門という会社もあります。ただ、外壁塗装専門と書いている会社でも、頼めばキッチン交換工事もしてくれます。しかしそれは、外部から職人さんを手配しているだけなのです。

そうすると、その職人さんの視点でしか工事がされません。実際にキッチンを使用する奥さんの使い勝手は、考慮されません。
結果として、「こんなはずじゃなかったのに、、、」となります。

家に来る人の素性くらいは分かるようにして欲しい

住宅の新築を建てている会社の場合、家に関する全職種の職人さんと普段から付き合いがあります。「その時だけの職人」という人は居ないのです。みんな、来年も再来年も10年後も同じ職人さんです。
まずそれだけで、安心感が違います。特にリフォームは素性のわからない職人さんが来るのは避けたいですしね。
また、現場監督として職業を確立している人が在籍しているのも大きなポイントです。
リフォーム専門店に居る、なんでも出来るけど広くて浅い現場監督さんでは無いのです。
技術やメンテナンスを熟知した現場監督さんが居ます。
そういう方が、リフォーム現場にも監督としてやってきます。
後が安心してお任せできます。
住む人の要望や使い勝手も、お客さんの気持ちを汲み取って作業の段取りをしてくれるでしょう。
そういう差が、価格に出たりもしてリフォーム専門店に見積り勝負で負けたりするんですけどね(汗)
僕たちのベストな仕事の、ベストな金額は譲ることも出来ないので、仕方が無いです。
頑固者ですかね僕たちは(笑)

 

そんな訳で、「リフォームするなら新築もしている建築会社」をお薦めします^^

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標準という言い方。

最近、やめようと思っている事があります。

「標準」という言い方です。

 

理由は簡単です。

お客さんにとって誠実では無いから。それだけです。

 

なぜ誠実では無いと思っているのかの理由なんですけど。

「どこまでが標準で、どこから標準外なのか建築会社の都合で決められる所」ですね。

 

実際にあった話で、もう少し詳しく言うと、

屋根の長さを気にしたお客さんが、夏の日差しが気になるのでもう少し長い屋根にして欲しいととあるハウスメーカーさんにお願いしたらしいんですね。

でも、断られたそうです。

理由は、標準の範囲では無いから。

 

パッと聞けば、もっともらしく聞こえるし、追加費用を出せば屋根も伸ばせるんだと思います。屋根を増やすのにお金も掛かる訳ですから、当然と言えます。

 

でもね、逆に短くし過ぎるのには標準外なんて無かったりします。

短くできるんですよ、追加費用無しで。

↑おかしいと思いませんか?

短くなったら、安くならないの?って。

 

この辺の矛盾が「標準」という言葉には沢山含まれています。

だから止めようと思ってます。

 

自分達が正直に計算して、増減も加味して「標準」と仮に使っていたとしても、

聞いた人からすれば、その物に対して「標準」か「標準外」しか無いんですよ。

そして、世の中の多くの標準は「会社の都合」で決められています。

 

アナタに対してのベストな提案ではありません。

 

杉の床材が標準だけど、モミの木に変えましょう。

そう説明を受けて、どう思いますか?

モミを薦めたいだけでしょ?って言う風に聞こえませんか?

 

そうじゃないんです。

 

あなたとあなたの家族にとって、何がベストなのか?

そういう視点を知ってほしいです。

その上で、モミを選んでもらえるならばこれほど嬉しい事はありません。

 

目新しいから欲しい、他には無いから欲しい、個性的だから使ってみたい。

そうじゃないんです。

 

自分達の生活を見つめて、モミの効果を知って貰って、「私たちには必要だ」と選んでほしい素材がモミの木です。

 

今日は若い学生さん数名に、ピースホームを説明させて貰う機会がありました。

自分達の想いを短時間で伝えるのは非常に難しいと感じましたが、伝える事の大切さも再確認出来ました。

誰も、ピースホーム知らなかったので(笑)

 

若い若いと言っても、10年後には立派な大人になって、家庭を持って、家族になる歳です。

もっともっと、楽しくてあなたに真剣な家づくりがアチコチに広まっていけば良いのになと思います。

僕も、ブログ頑張ろうと思います。

 

今後ともよろしくどうぞ^^♪

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決して僕の話を鵜呑みにしないでください。

悩みの始まり

家づくりの順番には秘密が有ります。

あなたが説明を受ける会社によって違うし、担当者によっても違います。

土地が先なん?お金が先なん?もーー訳わかんない!と悩んでしまう方も多いです。

なぜ、そんな事が起こるのでしょう?

 

話しを聞くと余計にややこしい。

ある人は、こう言います。

「土地をまず決めてから家を考えましょう。土地はいつ売れるか分かりません、気に入った土地を見つけたら、早く購入して、その土地に合わせてゆっくり家を建てましょう」

 

また別の人はこう言います。

「まず、家の間取りと資金計画を考えましょう。大事なのは、ずっと住み続けて行く家ですよ。どんな家を建てるか決めて、予算を組んで、それから家に合う土地を決めましょう」

 

???

面白いですね。

どちらも、それとなく正解に聞こえます。

ややこしい理由は??

このように説明が分かれるのは、売っているものが違うからです。

最初の人の場合は、土地と家をセットで売っている会社もしくは、押しの強いハウスメーカーさん、毎年2~3棟だけ建ててる工務店さん、等に多い話し方です。

 

後の人の話し方は、家だけを売っている会社もしくは、押しの弱い工務店、毎年10数棟以上たくさん建てている会社に多い話し方です。

 

なんとなく伝わりますか?

そうです。

売りたいものを売れるように、話し方を変えているんですね。

押しの弱い方は、それしか言えないという現実もあります。

 

なので、あなたが教えて欲しい専門家に聞いても、あなたにとってどれが優先すべき事なのか、正解を教えてくれません。

なので、冒頭のように複数の会社を見て回ると混乱します。

 

かといって、一つの会社にいきなり絞るのは勇気が要ります。

家づくりが初めてのあなたは、何も知らないからです。当然です。

 

ここで解決策を一つ書きます。

「自分で決断する事」これだけです。

 

 

決断の考え方次第で、重要度は変わる!

なんじゃそりゃ!知らないものを決断できないよ!と思うかもしれませんが、実際に自分で決断される方は、普通の家では少ないです。

いわゆる担当者や建築会社の話を信用して、その答えや理由を鵜呑みにしている方が多いです。

 

でも答えだけを聞くと、相手に誘導されます。理由を聞いても、誘導されていたりします。

フレーミング効果というものもありますからね^^

ですから、まず一度自分の中で考えてみましょう。

 

そして本当に合っているのか、それとも違うのか?疑う訳では無く、単純な疑問として回答を自分で出してみましょう。

それが自分で決断する事だと思います。

 

僕も、資金の相談しかり、家の相談しかり、土地相談も等、たくさんご相談を受けます。

それについて、僕なりの回答はさせて貰ってます。

でも、それを信じるか信じないかはアナタ自身に決断して欲しいです。

決して僕の話を鵜呑みにしないでください。

何か自分で言うのもおかしいですね(笑)

 

でも、本当に大事なのは「自分自身が感じて決断した感覚だ」という事は忘れないで欲しいなと思います。

一生に一度の家づくりです。

 

思いっきり考えて、思いっきり楽しみましょう!

 

 

 

 

 

 

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自主検査。

河野です^^

 

今日は、再来月完成予定のお家の「外装社内検査」でした。

今月末に、家の周りを囲っている「仮設足場」を外す事になっています。

その仮設足場を外してしまうと、気付きにくいのが、「高い所の汚れや傷、工事忘れ等」です。

 

今日は、外壁や屋根をぐる――りっと回って、至近距離で「汚れや傷は無いか?工事を忘れている部分は無いか?」などを確認します。

 

家づくりでは約15~20もの業種の職人さんが関わる事から、お互いに関連する作業も有るんですね。つい、うっかり忘れていたでは済まない事がたくさんありますので、何度も何度も繰り返しチエックや検査を行います。

 

本日の検査も無事に合格しましたので、安心して足場を外すことが出来ます。

 

 

 

 

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