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現場干し
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河野です。
モミの木は内装に使います。
主には床や天井。たまに壁にも張ったりします。
内装に使う理由は、調湿性や抗菌性、空気浄化などの効果を活かす為。逆に外装といわれる外壁や構造体にはモミの木は使用しません。
室内に使用するモミの木ですが、他の木とは違う大事な作業があります。
こんな感じで箱詰めで届くモミの木。これを現場で干します。
干すというと乾かすというイメージになりがちですが、実際の意味は少し違います。
こんな感じで、箱の中のモミを広げて「現場の空気に馴染ませます」
これをすることによって、その土地の最適な環境にモミの状態を合わせることが出来ます。
期間にして、最低1週間。
これをやるとやらぬのでは、大きな差が出る!と日本ISJ研究所の皆さんに教え込まれていますので、現場で立て掛けています。
先月から工事を開始した三豊市のS様宅もT様宅も、どちらもキチンとこの現場干し作業を行います。
また、その進捗はブログで報告させて貰おうと思います。
さて、明日はT様邸の配筋検査です。
無事に一発合格しますように!!
通し柱不要論
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河野です。
僕らが建てている住宅は在来工法と呼ばれる、柱や梁と言われる部材を繋ぎ合わせる骨組みの組み方です。
面ではなく、線を積み重ねて家にしていきます。
その中でも、通し柱と言われる一階から二階まで突き抜ける長さ6mほどの長い柱について、今日は書きます。
いきなり結論を書きますが、通し柱は不要です(^○^)
在来工法であれば、通し柱を用いた方が安全だと考える建築士も、多いです。
ただ、家を建てる現場を見れば4寸(120ミリ)程度の通し柱が、如何に危なげであるかは見れば伝わると思います。
通し柱はその性質上、二階の床を構築する梁がちょうど人間でいうお腹の辺りに突き刺さってきます。
その突き刺さった梁が何カ所あるかで、二方差し、三方差し、四方差しと増えます。
さて、お腹に前後左右から突っ張り棒を突き付けられたとしましょう。
そこに大地震が襲ってきます。
上下もしくは左右に揺らされる体。
突き付けられた突っ張り棒。
痛いです。
身体であれば、痛いと言ったり、逃げたりも出来なくは無いですが、通し柱は逃げ場なし。
行き場を失った力は、通し柱に負担を求め、折れます。
そうなると、家の構造はダメになります。
これは、在来工法で起こりがちな事故です。
上棟と言われる棟上げでも、通し柱に四方差しで差さった梁を上手に組んで柱をゆっくり起こさないと、ポキンと簡単に折れます。
これは、断面欠損(柱の肉厚が欠けて、少ない事)が大きい為に、こういう事が起こります。
過去、僕も2度ほど折れたのを見たり、聞いたりしていたものですから、10年前くらいから僕が設計する家は通し柱を無くしています。その方が構造的に強いからです。
昔は、建築確認申請という図面確認の段階で注意されたことも有ります。
「通し柱を図示してください!」と。
しかし、ちゃんと法律に書いてあります。
建築基準法施行令の第43条5項
5 階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。
前半だけ読むと、なるほど確かに通し柱にせよ。と書いてあります。
だがしかし!
後半部分を読むと、但し書きがあります。
ただし、接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合はこの限りではない。という部分です。
もう少し乱暴に簡潔に言うと、
繋いだ所を、通し柱と同じくらい補強したら、別に通し柱で無くても良いで!
って読めます。
このように、法律でも但し書きによる例外は認められています。
例外という扱いにしろ、現場では通し柱は折れやすいのが共通認識です。
知らない人は、現場の組み立てを見た事が無いんだと思います。
そんな訳で、以前の図面確認審査では建築基準法施行令を持ち出して、話をした思い出があります。
最近は、比較的通し柱不要論を言う方が増えてきたので、通し柱を用いず、あえて管柱(くだばしら)で構造を組み立てる家も増えてきたように思います。
昔は通し柱が無い家は弱い!とか結構悪口を言われてたんですが、昔の家は通し柱が5寸や6寸などと太かったですからね。今は家の軽量化と大壁化が進んでスリム化して4寸(120ミリ)になってますので、昔と今では事情が違います。
そんな訳で、今の家づくりにおいては「通し柱は不要」だと考えています。
※どうしても使いたい方は、柱を太くして、真壁にすると骨太感が出て、見た目にも綺麗だし、構造的にも安定します。もしくはピン工法にするかですね。
以上、通し柱不要論でした。
遮光カーテンはどこに使うべき?
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こんにちは(^^)川口です。
今日も一日中雨・・・早く梅雨が終わってほしいです。洗濯物も乾きませんね(>_<)
日中なのに家の中も薄暗いのは気分的に嫌です・・・
私は家にいないとき、誰かに部屋の中をのぞかれるのが嫌でいつもカーテンを閉めて家を出ます。
みなさんはどうされていますか?(*'ω'*)
さてさて今日は遮光カーテンのお話です♪
カーテンには遮光タイプとそうでないものがあるのですが、みなさんもちろんご存知だと思います。
実は遮光カーテンには等級がありまして、
1級遮光は遮光率99.99%以上
2級遮光は遮光率99.80%以上
3級遮光は遮光率99.40%以上 の設定がされています。
しかし同じ等級のカーテンでも、濃い色のカーテンと薄い色のカーテンでは遮光性が少し異なるんです。
遮光カーテンを使う場所は主に寝室や西日がキツイ窓が多いです。
たまにリビングなどに光を入れたくないとか、夜の電気が外にもれるのが嫌で・・・と言われる方もいますが、
リビングには遮光でないカーテンがおススメです(^^♪
なぜかといいますと、朝寝室から起きてきてリビングにみなさん集まりますよね?その時にリビングのカーテンを閉めていると
遮光タイプならほぼ真っ暗で朝と夜の感覚が分からずぼーっとしてしまいがちになるからです。
朝、リビングに行くとカーテンから柔らかい日差しが入っている方が、なんだか朝から気持ちがいいですよね♪目覚めもいいんです!
(ただ、それだけの理由です^^)(笑)
その他、夜も電気の光が外へもれる方が防犯にもなります!
ライフスタイルをしっかり考えてから、遮光カーテンを選ぶように心がけましょう♪
ちなみに・・・寝室も朝日の光を感じたい場合は、遮光カーテンは避けるようにしましょう(*'ω'*)
朝になってもまだ夜だと勘違いをしてしまいますし、人の体にも自然に朝日を浴びて起きたほうが良いみたいですよ♪
別に持家推奨派では無いんです。
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河野です。
よく見学会で受ける質問の中に「家をどうしようか迷ってるんです」というお話があります。
どういう意味なのかと言うと、住まい方の悩みなんですね。
家とひと口に言っても、
アパート
マンション
戸建借家
新築
いろんな住まい方があります。
賃貸が気楽だから、賃貸を選ぶ人も居ますし
管理が楽だからという理由でマンションを選ぶ人も居ます。
もちろん、戸建の新築を選ぶ人も多いです。
今回の見学会でも同じ質問を頂きました。
普通、住宅会社としては、「そりゃー新築が良いですよ、断熱や耐震も最新だし、自由設計だから自分達の好きなように出来るし、何より自分達の物(財産)になるんだから良いですよーー」
なーんて営業トークで押す人が、多いんちゃうかなーと思ってます。
(実際は、どんなか知らないです)
でも、今回も僕は押しませんでした。
管理が楽なのはマンションですよ、性能にこだわり過ぎなければ賃貸でも良いです。
僕は別に、戸建新築を押すだけの持家推奨派では無いです。
住宅の仕事をしていますが、住まうのは人それぞれです。
皆さん、考えは違うはずです。
良い所も悪い所もあります。
なので、あくまで客観的にプロとしてマンションに思う事、戸建新築に思う事、アパートに思う事、いろいろお話をします。
後は、皆さんが選ぶということです。
結局は、「何のために新しい住まいが欲しいのか?」そういう部分を考えておくと判断しやすいと思います。
僕は、どうせなら人生一度の内に持家が欲しい!と思ったのがきっかけで家を建てました。
ものすごーーく短絡的です(笑)
性能の良い家が欲しいとか、過ごしやすい家が欲しいとかあまり考えずに、若い内に家を建てました。
そのせいで、色々生活の不具合に気付きました(汗)
おかげで今は、住まい方について深く考えるようになりました^^
自分の失敗があるから、新築を選んだ人には後悔して貰いたくないから、色々お話しするようになりました。単純な理由です。
ぜひ皆さんも一度、「何のために新しい住まいが欲しいのか?」をかんがえてみてください^^
意外な答えが見つかるかもしれません。
風の取り込み方
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こんばんは河野です^^
今週末は、F様邸の完成見学会(予約制)です^^
おかげさまで、今週けっこうご予約を頂きました。嬉しいです。
ありがとうございます。
ピースホームとしては、初めてのモミの木を使った住宅となります。
今回はモミの木に加えて、リビングや寝室等に「羽衣」という翡翠漆喰塗り壁も施工しています。
羽衣は、モミの木と同じく消臭効果がありますので、澄んだ空気を体感して頂けます^^
ご参加される皆様、お楽しみに^^
今回は他にも注目して頂きたい部分があります。
それは、「窓」!
窓自体の性能も最近では樹脂サッシ、トリプルガラスなどよく比較されますが、まず最初に考えて欲しいのは「風の取り込み方」です。
今、家づくりを考える方達の中では真っ二つに意見が分かれる所です。
「窓を開ける派」か「窓は開けない派」です。
いやいや、窓は普通開けるものでしょう。という方も多いと思いますが、現在の家づくりでは「窓を開けずに換気をする」という選択肢もあります。
ひと口にモミの木の家といっても、この風の取り込み方(換気)をどう考えるかによって、家の性能も、過ごし方も変わってきます。
それぞれのメリットやデメリットもありますが、要は「どんな生活をしたいか?」という所を掘り下げてみて考えてみると分かり易いと思います。
例えば、共働きをしているご夫婦で、子供がまだ二歳で、朝型だから洗濯は朝干す派で、部屋はあまり仕切らずに大きなリビングで家族で居たいけど、お父さんは暑がりで、お母さんは寒がり。なんて事を生活のイメージとして話し合っておくと、自然と家がどうあるべきか?というのが僕達には見えてきます。
いきなり換気システムがどうとか、性能がどうとか考える前に「自分達がどういう生活を過ごしたいか?」をじっくり考えてみると良いのではないでしょうか^^?
明日、明後日、皆様お待ちしております♪
※当日予約でも、タイミングが合えばご案内しますので、お気軽にお問い合わせください^^v