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耐震性能を評価する制度を簡単に6ポイント解説。

河野です。

 

今日はお客様2組と打合せでした。

朝のお客様はブログをいつも読んでくれているお客様。

「風邪直りましたか?」と聞かれたので、「大丈夫です!直りました!」と答えたら、

「ブログ更新が止まってたから寝こんでるのかな?と思ってました^^」と答えて頂きました。

 

ハッ!!そっか!そういう風に伝わるのか!確かに!ブログ凄い!って一人で驚いていました。(笑)

いやーほんとに眩暈とかしたから、正直しんどかったです。

年を取ると、風邪もしんどいんかなーと少し弱気になりました。

でもね、そういう時に家族は凄い支えになりますね。

お薬を用意してくれたり、食べやすいうどんを作ってくれたり、可愛い息子がヨシヨシしてくれたり、なんか優しさに泣きそうになりました。

 

涙もろいです、35歳にもなると。(笑)

 

さて!

耐震性能です!

地震に対して、家はどのくらい強いのか?

一般的に構造計算を行うと良いとは言われますし、耐震等級というものを取得するのも良いとは言われます。

 

僕も普段からそういったお話をしますが、少し情報が氾濫しすぎてややこしそうに思っているお客様が多いので、簡単に整理してみます。

 

もの凄く簡単に書きますんで、プロが見ると、「おいおい、もうちょい細かく書けよ」と思うやもしれませんが、書きません!!

あえて、簡単に書きます!

だって、僕が伝えたいのは「家を建てようとするアナタだから」です。

 

では書きます。

 

①耐震等級は3が最高に良い状態です。1が普通。2は、ちょい良い。

  1(普通)<2(やや良い)<3(最高)

  もし4が有るとか聞いたら、嘘です。気をつけましょう。

 

②耐震等級は住宅性能表示制度という制度を使って決まります。

 

③住宅性能表示制度は、図面だけの評価と、実際の工事中の建物を見て評価するものと2 つあります。紙だけと工事現場まで見るのとでは、全く違いますから、よく確認しましょう。

短縮して「設計性能評価」(図面だけのやつ)とか「建設性能評価」(工事現場見るやつ)と言われています。

 

④N値計算は構造計算ではありません。構造計算してますって言われたら、N値計算ってやつですか?とあえて聞いてみましょう。

 

⑤壁量(へきりょう)計算も構造計算ではありません。構造計算してますって言われたら、壁量のやつですか?とあえて聞いてみましょう。

 

⑥構造計算なんかしたって一緒やわ、今までそんな計算して来んかったけど地震来ても、どっちゃないで!!

↑こういう風に言われたら、その人に頼むのは止めましょう。

知識や技術は日々進歩しています。

計算方法や認定制度が確立されるには、それなりの理由や背景があります。

昨日の技術より、今日の技術です。

過去の古き良き技術も大事ですが、今と比較する事は忘れてはなりません。

 

伝わりましたでしょうか?

 

僕らの仕事は、驚くほど技術の進歩が早い。それに遅れることなく、研鑽も必要です。

でもやっぱり大事なのは、「人」

あの人が言うなら、僕は心配しないよ。そんな風に思える人に出会えたら、幸せですよね。

 

家づくりは人付き合い。

僕も、どんどん自分を磨いていこうと思います。

時間は有限。でも向上心は無限。(ちょっと書いてて恥ずかしい。笑)

 

今日も楽しい1日をありがとうございました。明日も頑張ります^^応援してね。

 

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実家の家を建て替える!その時にまず知っておくべき事。

河野です^^

 

先日、登記について話をする機会がありましたので今日は登記を簡単にまとめてみます。

さて、「登記」は「とうき」と読みます。

 

この登記は、家を建てる上で必ず実行しなければならない作業です。

いくつか種類もあるんですが、今日は建替えに絞って書いてみます。

 

建替えを行う場合、親から子へ世代が交代する時期でもあります。もしくは、孫が家を建てるという場合もあるでしょう。

その時に、いきなり古い家を壊すのは止めましょう。

 

実は、先に登記を確認しなければなりません。

 

家を建てるには土地が必要です。

その土地と家、実はそれぞれに名前が付けられます。

この家は太郎さんの持ち物で、その家の建つ土地も太郎さんのものです。という様な持ち物の表示ですね。

それを公的な場所で、正式に登録するのが登記といわれるものです。

 

ここで注意すべきは、元々の持ち主と新しく世代交代して家を建てる人が別人の場合です。

 

特に田舎に多いですが、土地の登記が明治時代の曾祖父さんだったりします。

そんな土地に、孫が住宅ローンを借りて家を建てようとしようとします。

実はそういう場合、住宅ローンが借りれません。

 

住宅ローンを借りる際には、家を建てる土地・そして新しく出来た家を担保(保証のようなもの)にして、お金を借ります。

でも、その土地がお金を借りる人のもので無ければ担保(保障)に該当しません。

その為、担保(保障)が無ければお金を貸せれないよ。という風になります。

 

実際に、実家を壊して家を建て始めたのに、登記の名前が違うせいで住宅ローンが借りれず、工事をやり直した人も居ます。

それくらい登記の状況が「現在状況と一致しているか?」というのが重要です。

 

では、どうすれば良いのかというと、まずは近隣の法務局へ問合せをしましょう。

登記というものは、誰でも申請を行えば調べることは出来ます。

費用も数千円程度で、自分達の現在住む家や土地を調べることが出来ますので、一度は確認しておくと良いでしょう。

 

登記の見方も法務局の方が教えてくれますし、僕らのような工務店でも見方は分かります。

そこで、持ち主は誰なのか?どういう権利を持っているのか?そういったことが分かります。

 

こういう情報を知っているかどうかで、必要な手続きの種類や費用、そして家を建て替えるまでの時間が大きく変化していきます。

 

ぜひ一度、登記を調べてみて下さい。

 

もし、面倒だ!難しそうだ!と感じたら、住宅会社に相談してみて下さい。

ほとんどの方は、登記を代わりに調べて伝えたりといった事が出来ると思います^^

 

「まずは登記の現状を把握する。」

建替え時には特にご注意ください^^

 

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チエックしておきたい!動線で大事な3つのポイント!

河野です。

 

間取りづくりで、住宅会社からよく聞く言葉に「動線」(どうせん)というものがあります。

実は動線にもいろんな種類があって、家事動線、通勤動線、衛生動線、来客動線などが主なものです。

どれも家族や来客時の「人の動き」を考えたものです。

 

この動線をどのように考えておくかで、ストレスの少ない良い間取りが出来上がります^^

そこで、今回は特に重要な3つのポイントをお伝えします。

 

1.家族の時間帯を把握しよう!!

例えば、お父さんの帰りが遅い家族、日中共働きで夜の家族だんらんが長い家族、来客が夜も有る家族、いろんな家族の住まい方があります。

まずは、そんなお互いの生活時間を把握しましょう。

一度、家族それぞれの生活スタイルを書きだしてみることが重要です。

こんな風に時間割でまとめてみると分かり易いです。

仮に家族みんなの時間帯がすれ違いが多くても、リビング階段を設けたり、廊下を少なくしたり、間取りを工夫する事によって家族の繋がりを保つことも出来ます。

 

2.ライフスタイルを意識しよう!!

家族の時間割が分かれば次にすることは、家族以外との関係を把握する事です。

実際に家に住む家族以外の、両親、親せき、友人、仕事仲間など家を訪れるであろう人達との関係を考えてみます。

この人には、プライベートなところを見られたくないなとか。あの人なら全然問題ないやとか。

そういえば、この子が来たら家の中が賑やかだからリビングは寝室から離そうかとか。

来客時と生活時の切り分けをどのようにするか、プライベートエリアをどこまで広げるか、そんな事を考えてみましょう。

 

3.未来をザックリ考える!

家族関係は変化します。子供が出来たり、大きくなるというのも当然ですが、自分達の老後、もしくはご両親との同居など、5年後、10年後、20年後という風に大きな時間を一度は考えてみましょう。

ここで重要なのは想像しすぎない事です。

未来は誰にも分かりません。決めつけすぎると、計画が変わった際に対応できなくなる場合もあります。

ですから、ザックリ考えましょう。

どっちか判断がつかない時は、予算組みだけしておくとか、大きく部屋を取って後から間仕切るとか、変更があってもゆったり対処できるようにするのがベターです。

 

さて、いかがでしたか?

今回は間取りを考える上で基本的、でも押えておきたい考え方を3つ書いてみました^^

ぜひ、今後の間取り作りに参考にしてくださいね。

 

 

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真壁の家

河野です。

 

今日は大野原の方で、構造見学会を開催しました。

まずは、見に来て頂いた皆様ありがとうございました。

なかなか、構造部分は見に来られる方が少ない見学会ではありますが、骨組みや断熱材などを確認できる良い機会でもあります。

 

本日来て頂いた方からも、いろいろなご質問も頂きました。

ありがとうございます!^^

説明が下手くそだったかもしれませんが、その分このブログで細かくお伝えして行こうと思いますので、ぜひ読んでください^^

 

さて、真壁の家についてです。

新築で建てる数は、今少なくなってます。

理由の一つとしては、世の中の性能化への流れでしょう。

 

従来は土と木を重視する家づくりでした。

夏を旨とする、夏涼しい家だった訳です。

僕も、10数年前は土壁の家ばかりを建てていました。化粧柱とかの選定に材木屋さんに、何度も足を運んだ思い出があります。番付けを棟梁と一緒にしてました。

 

それがある時を境に、高性能化の波が押し寄せました。

高断熱、高気密の家ですね。

高断熱、高気密を確保しようと考えると、壁の中に柱と同等の厚みの断熱材を充填します。

そうなると、柱を見せることが難しくなります。

そういう家が時代の波で一気に増えました。家を建てようとするお客さんもその波にのまれて「いつの間にか柱は見えないもの」という認識の方も多いと思います。

 

そんな今の時代で「真壁の家が良い」と言って頂けるのは非常に嬉しい事ですね^^

真壁の家には在来工法の良さがたくさん出てきます。

構造柱の位置も、耐震+見せる事を意識した配置になります。

梁と言われる、天井の上に隠れてしまうであろう横に長い材料も通常の組み方+見せ方が求められます。

いずれも、木をどういう種類でどのような配置を行うか非常に腕の鳴る仕事でもあります。

個人的に真壁造りは大好きです。

 

ただ真壁の家でよく弱点として言われるのが、断熱性や気密性の問題です。

柱を化粧で見せる場合は、どうしても壁の厚みが少なくなるので断熱性能が落ちがちです。

しかし、それも現在では様々な工法で解決しています。

単純に柱サイズを大きくすることにより壁の厚みを確保する方法や、付加断熱と充填断熱の併用で断熱性を確保する方法などもあります。

気密シートも柱の両側を欠き込んで処理するなど対応策は複数あります。

 

どちらにしても重要なのは「工法の選択が出来るかどうか?」でしょう。

 

コレって出来ますか?と聞かれて、「はい何でも出来ます」ではNGです。

「これしか出来ません」というのもNGでしょう。

 

「真壁造りならこういう断熱方法がお薦めですよ」

こんな回答が出来れば、お客さんにとって一番嬉しいんじゃないでしょうか?

 

世の中、何でもネットで調べる時代だから、情報を集めるのは簡単です。

でもそれが、自分達にとって正解なのか不正解なのかは判断が難しい所です。

 

判断がつき難い事に、判断するための指標を伝えることが僕らの仕事かなと感じています。

 

まとまったかなー?伝わりましたか?

今日の所は、こんな回答です^^

 

真壁の家は大好き。そんなブログでした。

 

 

 

 

 

 

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F様邸の工事進捗


河野です。

現在、工事中のF様邸。
今日は、造り付け収納の打合せをしてきました。
造り付け収納っていうのは、あらかじめ床や壁に固定された収納棚のこと。

この収納のメリットは、固定する事により「可動棚には置けない重い物」例えばキャリーバッグやカラーボックスの大きいものを収納する事が出来ます。

デメリットとしては、収納物の配置換えが難しくなることかな?

ただ、造り付けの場所に置くものは生活の流れの中で、大きく変化しない物が多いので、デメリットは少ないと個人的に思ってます。
旅行カバンそんなにサイズ変えたりしないでしょ?(^○^)
カラーボックスの買い替えも少ないと思います。

で、そんなF様邸の玄関!
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モミの木を張り合わせた玄関框が出来ていました(≧∇≦)

玄関框といえば、玄関の顔!
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綺麗に取り付けられていました。

このモミの木の玄関框は床と同じく、歩いてもツルッと滑りません。

子を持つ親としては、家の中での子供の転倒が気になるところですがモミの木の床では、走り回っても滑りにくいので安心です。
もちろん、階段も同じモミの木を張っていますので、転びにくいです。

早くこの家で、力いっぱい子供さんが走り回るのを見てみたいですね(≧∇≦)

完成見学会は6月初旬の予定です。
お楽しみに!!

今週末10日の日曜日は、このお家で構造見学会を開催しますよ。
構造と言いつつ、だいぶ構造が見えにくくなってますが、工事途中だから見える色々なポイントを知って頂くキッカケにして貰えれば良いんじゃないでしょうか?

スタッフ一同、笑顔でお待ちしてます~(^○^)


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