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土地探しで知っておきたい2つの手続き


家を建てようとすると土地が必要です。

しかし土地によっては、非常に時間の掛かる手続きが必要になります。

その手続きとは、ノウシンジョガイとノウチテンヨウです。
それぞれ、農振除外と農地転用と書きます。

これらは、現在「田んぼ、畑」の用途で使われている土地に必要な手続きです。

家を建てる事ができる土地は「宅地」というものですね。
不動産屋さんが、分譲開始とか、〇〇タウン販売開始とかで売っている土地は、「宅地」になっています。

それ以外の、田んぼや畑には「宅地」へと変更する手続きが必要なんですね。

土地を購入する地域にもよりますが、香川県ですと、農振除外と農地転用が必要になる場所は多いです。
では、この手続きどのくらい日数掛かるかと言いますと「およそ半年」かかります。

タイミング良ければ、もう少し早いですが、基本的には半年掛かると考えておきましょう。
となると、、、、土地の手続きを終えて、家が完成するとなると約1年くらい必要だったりします。

そうすると、家づくりの期間が長くなります。
ですから、例えば来年迄にはどうしても入居したいという方が居れば、土地に掛ける時間や予算も早めに計算しておくことをお勧めします。

この農地転用などの手続きは、土地購入先の市町村役場で、相談にも乗って貰えますから、早めに候補地をいくつか決めて動くと良いですね。

もちろん、家を建てる会社が決まっているのであれば、その会社の担当者に相談するのも良いでしょう。

もし「ノウシンジョガイ?知らないです。」とか言われたら、気をつけましょう。

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だから僕は、あなたに失敗して欲しくない。

河野です。

この間のモミカフェで、僕も経験談をいくつか話しました。

その中で、上手く話せなかった事もあります(笑)

なので、文章で書けばそれなりに上手く書けるかもしれないと思い、書いてみます^^

 

僕の家は、こう決めて建てた。

実は僕自身は既に家を建てています。

約11年前に建てました。

当時は若かったこともあり家づくりの考え方も、今とは全く違う別物でした。

 

11年前、重視したのは「見た目と生活動線」。

見た目は、そのままの意味で「とにかく自分好みのデザインや色を家の中に使いたい」という考えです。

当時は和柄のデザインが人気で、お値段もそれなりに高かった覚えがあります。とにかく、無性にそれが欲しくて仕方が無かった(笑)キッチンも、お風呂も、和柄でまとめました。当時は、大満足でした。

 

生活動線は「洗濯物を干して取り込む流れ」を重視しました。当時、夜遅くに帰る事が多かったので、室内干しでいつでも干せて、取り込める動線にしました。

11年後の感想。好みは変わる。知識は増える。

さて、現在です。

今は、1歳半の子供が居ます。

簡潔に言うと不便です。(笑)

まず、キッチンやお風呂ですが見た目は気になりません。当時は和柄が大好きでしたが、年を取れば好みも変わります。

今では違う柄が好きですが、奥さんの好みも違うし、将来大きくなった子供の好みも違うでしょう。家族と言っても、好みが揃うのは難しいですからね。

あえて言えば、クセの少ない優しい色合いであれば、みんなのバランスが取れるかもしれません。

 

生活動線は、これもやや失敗です。家事は洗濯物だけではありません。食事の準備、掃除の仕方、お布団干し、衣類収納など、家事は一日の流れが重要になります。

11年前は家事を知らなさ過ぎました。若いというのは罪ですね(汗)

決定的に違ったもの。不満を感じるもの。

そして11年前と今で決定的に違うのは、内装材の考え方と断熱気密の考えです。

以前は、見た目の色や質感のみで床材を選択していました。断熱材についても「最新のものを入れれば安心だ。」という安直な考えで11年前の家が出来ました。

 

結果は、「冷たいし、暑いし、ベタベタするし、寒いし、ホコリっぽい」です。

我ながら残念な結果になっています。

だから僕は、あなたに失敗して欲しくない。

今、お客さんに提案しているモミの木の家は、そんな僕の失敗を全て無くした家です。

同じ失敗は、して欲しくは無いのです。

今は「冷たくもないし、暑すぎる事もないし、サラサラしているし、暖かいし、空気が美味しい家」なのです。

11年前の僕は、建築を初めて5年でした。

今は16年目です。

ようやく、自分のイメージするべストな家が「モミの木の家」だとたどり着きました。

室内環境において、これ以上は無いのです。

 

ぜひ、たくさんの人にモミの木でつくる室内環境の良さを知ってほしいと思います^^

 

 

 

 

 

 

 

 

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興味が無いのに、行っとかなきゃいけない見学会。


今日は、お客さんを住宅工事現場に案内しました。今、1ヶ月間限定で行っている構造見学会への参加でした。

構造見学会というと、骨組みばかりで面白く無いというイメージが強いです(^○^)
確かに、よほどの建築好きでない限り面白くは無いでしょう。

僕も車を買う時に、細かい性能なんか見ないですしね(^○^)
唯一、燃費くらいは気にしますが、それも走って見ればだいぶ違いますので、参考程度です。

住宅の方が、高額なのは間違い無いですが、それでも中々興味は持てないと思います。いくら、耐震性や断熱性が違うと言われても。
面白く無いし、興味が持てないのは間違いないです。(笑)

じゃーなんで、構造見学会なんかやってるのよ?

なんで、お客さんは見に来るのよ?
と、あなたは思うかもしれません。

答えは簡単だと思います。

「ほんまに家をキチンと建ててるのか?」これしか無いと思ってます。

僕が車を買う時に話を戻すと、お店に行くと車がいくつか並んでますよね?
好みの車も、そうじゃ無いやつも、色々ある。
で、好みの車があると買うわけです。

そりゃー価格も担当者も、アフターの良さも検討はします。でも、大事なのは車をキチンと扱ってるかどうかが大前提だと思います。

新車展示が汚れてたり、傷ついてたり、新車が無かったり、そんなお店で買うでしょうか?
僕は、躊躇すると思います。

家づくりも同じで、完成前の家をあえて見に来てくれる人は、キチンと建ててるのか?を知りたい人だと思うんですよね。

だから僕も、建築中のお客さんにお願いして、公開させて貰ってます。
そして、見にきてくれたお客さんに、工事現場の雰囲気を感じて貰ってます。

多少は耐震性がどうとか、今の家はこうなんだとかお話ししますけど、分かりやすいのは雰囲気ですよ。

一瞬だと思います。
工事現場に入って、「あぁ、なんか分からんけど、ちゃんとしてんな」って思って貰えたら嬉しいです。

その一瞬を感じてもらう為に、構造見学会をやってるのです。
そういう感じ方が出来れば、安心しませんか?

家づくりは体感です。
話を聞いて考えが変化するという場合もありますが、本当に確実なのは「自分がどう感じたか」その判断で良いと思います。
価格や性能は後から確認出来ます。

まず、初めの選択は自分の感覚を大事にして欲しい。

そう考えてます。
そして、その感覚が正確に感じやすいのは工事中の現場です。

なぜかというと、装飾品に目を奪われないからです。
完成してると、家具やキッチンに目を奪われがちですからね(^○^)

実はモミの木のショールームも、感覚を大事にして貰えるように考えて作りました。
キッチンは隅っこに壁に付いてるだけですし、家具やディスプレイも少なめです。

普通のショールームなら、音楽が流れてたり、キッチンや家具がどーーんと飾られてたり、テレビでPR動画が流れてたり、煌びやかな所が多いですが、モミの木のショールームは、室内の空気環境を感じて貰う部屋なので、シンプルです(笑)

知って欲しいのは、空気の質感。
入って、少し時間をかけて、過ごして貰えれば分かります。
鼻炎の方などは一瞬で違いに気が付いて、驚かれる人も居ます。

「自分がどう感じたか」
ぜひ大事にして欲しい基準です(^○^)

今週末はモミカフェを行います。
まだ、ご予約を受け付けておりますので、一度感じてみたいという方は、ぜひご連絡ください!
ご予約お待ちしております(^○^)

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基礎工事で注意すべき点。家の配管で白蟻対策!?

河野です。

基礎全景
先日、近々上棟予定の工事現場へ確認に行ってきました。
たまたま、棟梁となる大工さんも見に来ていて基礎の仕上がりをチエックしていました。

基礎の役割は変化した!?
基礎といえば、家をしっかりと支えて、地面に重さを上手く伝えて行く重要な役割を担っています。
ですが、近年では、足元の冷え対策や、湿気・塵の排出、白蟻侵入防止など様々な項目に対しても、重要な役割として位置づけられています。

昔は簡単な認識だった。。。今は?
昔の白蟻対策は、防蟻剤を塗っておけばOKという考えが多かったです。防蟻剤が強力なものを使用可能だったという点も影響しています。
しかし現在では、防蟻剤だけでは無く、「白蟻をいかに侵入させないか?」という視点も必要になっています。

その一つが、こちら。

3
土に接しない穴。です。
基礎には、水やお湯を引き込むための穴や排水(使用した水を捨てる)の為の穴など、大小いくつかの穴が開きます。

この穴は、配管を通すための穴なんです。


配管今昔物語。
昔の配管穴はこうでした↓↓

2
※左の方にGLとありますが、これは地面高さの事です。
この地面の下に配管穴を開けて、配管をしていたんですね。
しかし、これは配管が直にコンクリートと引っ付く為に、将来のメンテナンスに不利でした。
配管を壊すしか出来ないので、別の所に再度穴を開けて配管をやり直すようになるからです。


もう少し最近だと、下図のようなものもあります。

いま1
さや管と言われる配管の中に、配管を通すという工法です。
これは、将来的なメンテナンスがし易い形になっています。
しかし!
家の外側を見てみれば、上の図も、ひとつ前の図も、「土の中に配管穴がある」ということには変化がありません。

今は視点が増えた!
土の中と言えば、白蟻です。
白蟻の侵入経路の多くは、土の中からです。
配管穴の処理を上手くしていないと、、、、そこから侵入されるケースが有ります。

そういう視点を今は考えるようになり、また配管が変化しました。


最新の配管方法はコレ!

貫通穴

3
土に接しない位置で、配管穴を設ける事。
これで、白蟻侵入経路の対策が少し出来ました^^

他にも、工夫はあるのですが追々書いていこうと思います。

ただ一つ。。。デメリットがあるんです。

1
土に接する穴が無いから、雨上りの日は雨水が溜まります。
まるでプールのようです(汗)
こればっかりは仕方が無いので、ポンプで水を排出するようになります^^

以上、今日は配管穴で白蟻対策をお伝えしました^^

ブログの事も喋る時間枠が出来たらしい、
モミカフェは今週末21日の日曜日開催です^^♪

ご予約状況は、
午前の部10:00~は残り1組の空き。
午後の部13:30~は残り1組の空き。 となっております^^
ご予約いただいた皆様、お会いできるのを楽しみにしております。

当日お話しするのは私、河野と日本ISJ研究所の佐藤さんです。
佐藤さんについては、日本ISJ研究所のリンク←←よりご確認ください^^

またモミカフェは隔月開催なので次回開催は4月になります。
4月までに一回聞いておこうかな??というご家族皆さんは、ぜひご予約下さい。
電話受付もしております^^
フリーダイヤル0120-12-8884
「モミカフェの予約したいです」とお伝えください。
お子さん連れで、大丈夫ですからねー^^♪
※遊ぶスペースしっかり取ってます☆


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イメージが掴みにくい=家

一般に家づくりはイメージが掴みにくいです。
自分では無くて、「相手のイメージ」が掴みにくい。
僕らとお客さんが「どんだけ共感できるか?」が家づくりでは重要だと考えています^^

お客さんが話している言葉も、僕らが聞いて違う意味に捉える言葉があります。
お客さんが「ここにドアをつけたい」といって、僕らがドアを図面に書き込んでも違うんです。
ドア=引き戸の場合もあるから。

僕らの感覚で言えばドア=片開き戸です。 引戸は引戸。
でも、お客さんからすればドア=片開き戸=引戸=折れ戸だったりするのです。
そういや、扉の開閉種類なんて学ぶ事も少ないかもしれないな。なんて後から思うのです。

そういう時は、手でアクションをしています。
腕を使って、開く動作や引く動作、たたむ動作などをします。
そうすると分かり易いです。たいてい、お客さんとのイメージ確認が出来ます^^

他には、こんなものも用意します↓↓

手書き1
パースというものです。
これは家の内部や、外観を立体的に書いたものです。
部屋ごとに切り出してイメージを書き込むことも出来るので、
外観や内観の確認に使えます。


上の画像は、以前に店舗のご提案をさせて頂いたときの物です。

パソコンでパースを書くのも出来るのですが、なかなか素材感を出すのが難しかったり、お客さんの前でササッと手を加えるのが難しかったりします。

その点、手書きは打合せ中にも手を加えられたり、新しく書き起こしたりも出来ますので、イメージの共有がスムーズです。

「イメージって、伝えたい時に伝えないと忘れる」ものだと思うんですね。
だから、思い出したら「パッと伝えて、ハッ!と伝わる」ようなコミュニケーションが大事だと思います。
そういう意味でも、今後手書きパースを増やしていこうかなーと思うのです。

ピースホームに頼んだら、すぐ伝わった!と思って貰えると嬉しいですね^^



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