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近況です。


こんばんは、河野です!
年始から色々と体調不良が続きまして、ようやく普段の体力に戻ったのかなと感じている3月です。(汗)
もうインフルエンザと花粉症にはなりたくない!!

さて、最近のお仕事だと色んなお話しが有り過ぎて、ブログでは語り尽くせません(笑)
とにかくお客様と話す時間を増やしている3月です。

家づくりにおいて、新築もリフォームもそうなんですけど、現状を分析して、
そこからどういう風に作り上げていくかを複数案で練り練りして、
お客様と僕らの意見を合わせながら作業していく楽しさは代え難いものです。

この時間を大切にしたいなと思います。

さて、今日はここまでで。
そういえば、4月からSOLIDOの新商品が出るそうです。
ヘリンボーンの内壁材ぽいです。
ヘリンボーンて、意外に根強いなーと感じてます。

ではまた!


【勘違いされやすい!?】新耐震基準でも建物倒壊!木造住宅の耐震性を整理


石川県能登地方で1日に起きた最大震度7の地震で、木造住宅の被害が話題になっています。
その中でも「新耐震基準でも建物が倒壊する」といったニュースが出ていて、
旧TwitterのXでも「新耐震基準で建物が壊れるなら木造住宅は不安だ」といった声もあったりして、
これは
新耐震基準という言葉自体を一回整理する必要があるなと思い、このブログを書いています。

そもそもこの新耐震基準はいつから適用されているかと言いますと、
1981年の6月1日からです。昭和56年ですね。
この昭和56年以前を旧耐震基準と言い、昭和56年以降を新耐震基準と言います。

今回のニュースでは、昭和56年以降建てられた建物がかなりの割合で倒壊していると言い換えられます。

では、この昭和56年以降の建物は、全てこの基準かと言うと、実は違います。
それが、平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災での被害を受けて、新たに造られた基準、2000年基準と言われるものです。
この2000年基準は(新・新耐震基準)という新しいという漢字が2つ組み込まれた表現もされています。
ここで地震に対して柱が引き抜かれるのを防ぐ軸組み金物の基準が新しく出来ました。

このように大きな震災があるたびに木造住宅の耐震性について議論され、基準が新しくなってきた訳ですね。

なので、今回のニュースを受けて思う事は、大地震から家族の命と財産を守るためには、昭和56年の新耐震基準では不十分であり、現在の2000年基準である新新耐震基準以上で耐震化を図ることが最低限必要かと思います。

2024年現在では、耐震等級の表示が確立されていますし、2025年には柱の太さなどの構造基準が新たに改正されます。
ニュースでは建物の倒壊をあえて古い基準で注目されるような内容が多いですが、それよりも2000年基準や耐震等級といった現在の基準に寄り添った報道も増えていけば、フラットな視点も増えていくんじゃないかなと思います。



【大工さんの仕事!?】白アリ対策 防蟻処理


新築住宅を建てる時に、白アリ対策として防蟻処理というものを行うのですが、今回はその防蟻処理で注目しておいて欲しいポイントをお伝えしたいと思います。

まず防蟻処理というのはどういうものかと言いますと、住宅の骨組みである木材に対して薬剤を、噴霧や注入で浸透させる作業になります。
この薬剤が木材に浸透する事により、木材の天敵である白アリが寄り付きにくくなるんですね。
骨組みである木材を長い年月、白アリの攻撃から守るために必要な処置なんです。

ではこの防蟻処理どんなものがあるかと言いますと、木材に直接注入するタイプ・木材に噴霧するタイプ・家に進入させないように地面に薬剤を設置するタイプと実に様々です。

薬剤も複数の種類があって、正直住宅会社の人でも全てを知識として知っている人は数少ないんじゃないかと思います。

ではここから注目ポイントお話ししていきたいと思います。
まず1つめが、保証期間です。
一般に処理をしてから5年間有効というものが多いです。
他には10年、15年、20年といった長期間の保証もあります。
ただし、この10年15年20年といったものは定期的に薬剤を追加、もしくは定期点検を実施する事によって保証を維持しています。
ですので、一概に5年より20年の方がコスパ良い!!という訳では無い事にご注意ください。

2つめが、施工者が誰かという部分です。
実はこの白アリ対策の防蟻処理、昔は大工さんが現場で刷毛で薬剤を塗るという事をしていました。
この作業、実は正直な所、誰がしても良いと考えていますが、ポイントはキチンと施工出来ているかという所です。
そのキチンと施工という部分がですね、僕は夜も眠れぬくらい心配だという方がもしいらっしゃればその場合は、工場で予め注入されて届くものですとか、責任施工で保証がしっかり施工面も担保されているものを選ぶ必要があります。
逆に。
いや、お任せしたんだから大丈夫!という方は単純にコスパ等で選んでも良いと思います。

という事で今回はあえて商品名を出さずに、白アリ対策の防蟻処理について注目して欲しいポイント2点をお話ししてみました。

あまり商品比較にむきにならずに、この2つのポイントを押さえて頂ければ安心して家づくり進めれるんじゃないかなと思います。



新年のご挨拶


明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

年始から早々と色んな事がありましたね。
まずは地震で被害に遭われている、被災地の皆様お見舞い申し上げます。
JAL機と海上保安庁機の接触航空事故も驚きました。
これ以上の災害事故の無いような一年を改めて願いたいと思います。

今回の地震では木造の耐震基準が昔の建物の倒壊が多いように見受けられます。
あとは間口が広い建物もですかね。
改めて耐震性能の重要性を感じました。

建物が倒壊すると、火災も増える為そういった部分でも
耐震性を高めるのは必須なのかなと思います。

さて、とはいえ前向きな明るい話題も話を出していかなければ!!

今年は昨年に引き続き計画中の建物が色々とありますので、
まずはそこをしっかりと計画を練り上げたいなと考えています。

家づくりの工事は準備で9割がた決まるので、事前準備は練れば練るほどいいわけです。
年末年始でだいぶ、脳内が回復したので積極的に動いていきたいと思います。

ピースホームは本日から仕事初めです。
今年もまた一年、皆様と楽しんで家づくりが出来るのを楽しみにしています。

では、今年も元気よく!笑顔で!!張り切っていきましょー!!笑




イマドキ平屋住宅の高断熱化を勧める理由2選と対策3選


イマドキ平屋住宅の高断熱化を勧める理由2選と対策3選

こんにちは。
お世話になっております。
ピースホーム河野です。

理由1
平屋住宅は2階建てに比べると屋根の表面積が広い為、夏は太陽の熱を受けやすく暑くなりやすくて、冬は放射冷却という現象により熱が奪われて寒くなり易いのです。
屋根や天井が広いと、外の環境の影響を受けやすいんですね。
という事は、室内の快適さが二階建てよりも変わりやすい状態と言えます。
特に同じ断熱材の厚みで、同じ坪数の、2階建てと平屋を比較すると平屋の方が断熱性能的には損しやすい形になります。

理由2
お隣さんとの距離です。
これも単純な大きさ比較になりますが、同じ60坪の土地に30坪の二階建てを建てるか、30坪の平屋を建てるかでお隣の家との距離が変わったりします。
冬の暖かい日差しを南側で取り込みたくても、隣家の状況次第では日射取得を得られにくいといった状況も考えられます。
そういった所で窓の性能やサイズも重要になってくるわけですね。

このような理由から、平屋住宅は2階建てに比べて、外部環境の影響を受けやすい住宅となります。

ではイマドキの平屋はどんな高断熱化をして、二階建て以上の快適さを得ているかと言いますと、
①建物の大きさをコンパクトにする。
②屋根・天井・床の断熱性能強化。
③南側窓の性能強化。
の3つになります。

弱点を無くす、もじくは、弱点を弱点になりにくい状態まで強化する、というのが平屋住宅の高断熱化に繋がります。

最近、コンパクトな平屋が流行っているのは、コストダウンだけではなくて、断熱性能的にも有利である事が理由の一つとして考えられます。
住宅会社としても快適な室内をお客さんに感じて頂きたいと考えているので、普通の住宅会社はコンパクトな平屋を勧めてくると思います。

もちろん、小さな平屋はメンテナンスに関するコストパフォーマンスも優れていますので、今から平屋住宅を検討するぞ!!って方は、高断熱化をして快適な室内環境をGETして欲しいなと思います。

※YouTube動画にも同じ内容をUP予定です。