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基礎の配筋ピッチはいくら?
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河野です。住宅の基礎内部には鉄筋が配置されます。
この鉄筋がどういう間隔で配置されるかを「ピッチ」という言葉で表現されます。
「ウチの基礎は200ピッチですよ」とか、こんな感じで説明を受けることも多いです。※「200ピッチ=平均200mm間隔の事」
さて、このピッチ。いったいいくらの数字が適切でしょうか?
答えは「家によって違う」です。
「ウチの家は全棟150ピッチですよ」なんて説明はダメです。
理由を説明しましょう。
住宅の基礎は、荷重と言われる様々な重さの流れを計算して決められます。
例えば屋根の材料でも瓦屋根と金属屋根では重さが全く違います。二階建てと平屋でも家の重さは違いますよね?
そういった荷重(重さ)を計算しまして、ここは200ピッチだとか150ピッチだとか決定します。ですので、「鉄筋のピッチは家によって違う」ということになります。
じゃあ全部の家に、とっても大量の鉄筋を入れて、とっても強いんんなら良いんじゃない?と思われるかもしれません。
でも、それもまた違います。
違う理由は簡単です。「必要じゃない所を強くするだけお金がもったいない」からです。
強い家=とても重要です。
しかし、その強い家は計算でバランスよく造り上げられた家でなければなりません。
強い家にしたいからなんでも材料を沢山使っちゃえーは、やはり無駄が多い家なのです。
そういう訳で基礎の配筋ピッチは「家ごとに、荷重を考えて適切に配置する」ことが重要です。
ピッチの数字に惑わされないように、気をつけましょう。
暖かい家は寿命を延ばす
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ブログをご覧いただきありがとうございます♪
河野です。
寒い季節になりましたね。
ここ数日で一気に冷え込んできた気がします。今日は雨でしたから、なおの事寒いです。
この間、いつもお世話になっている会社さんから(あの有名な)週刊文春さんの記事が抜粋しておくってこられました。
「暖かい家は寿命を延ばす」というものです。
実は寒い冬になると、住宅内での死亡率が増加するという統計が有ります。
これ、全国の都道府県で差があるんです。
どこが一番、低いと思いますか?
イメージで考えると、暖かい地域の方が死亡率は低いと思いませんか?
しかし、結果で言うと「北海道」が最も住宅内での冬期の死亡率は「低い」のです。
逆に香川県は何とワースト9位。
悲しい事に冬期になると、住宅内での事故が増えているんです><
この差は、どこから来るかと言うと「住宅内の温度環境」です。
皆さん経験あると思いますが、暖房の効いているリビングは暖かいけど、一歩廊下に出ると寒い><
脱衣場で裸になろうもんなら、寒過ぎて震える><
こういう事が、本来暖かい地域であるはずの香川県で起こっています。
北海道なんかでは、そういう事は無い訳です。
この違いは、単純に「住宅性能の違い」が大きいです。
温暖な地域であるほど、「冬の寒さ対策」を考えていない住宅が多いです。
「冬はあんまり寒くならないから我慢できる、でも夏の暑さは我慢できないから夏対策しとこう!」という夏に重きを置いた住宅が増えたんです。香川は太陽の日照時間も長い地域ですしね。
しかし、ここ10年程で住宅内での死亡は温度差によるヒートショックが原因というのも分かって来たし、室温を何度に保つと病気のリスクを抑えられるという事も科学的に分かってきました。
まさに夏対策の住宅から、冬対策の住宅に変わって来たんですね^^
週刊文春の記事の中には、これから家を購入する人は工務店に「UA値はいくらですかと聞くと良い」とあります。
これは是非一度は聞いてほしい質問ですよね。
大事なのは、「UA値は家によって違う」という事です。河野さん家と、藤田さん家で数字は違うのです。同じ窓や同じ断熱材を使っても。
なので、回答で【0.6です】なんて言い切られると、おかしいのです。
ピースホームで言うと【0.5~0.6くらいの家が多いですね】という回答になります。
こういう数字を指標の一つとして、検討するのも有りですが【数字を追い過ぎるのも注意が必要です】家の性能を示す指標はたくさんあります。
そして、家の快適性はその沢山の指標の総合力でも有ると同時に、【数値で表せられない快適性】も存在するのです。
モミの木がそうですね。見えない快適性です^^
そういった、たくさんの指標から【あなた自身に合った家】を上手く選び出して貰えれば良いなと考えています。
分かり易いのは実際の家を見ることですよ^^
という訳で(笑)
“モミの木の家”完成見学会を開催します。
”モミの木と暮らす選択”いつも心地よく、いつまでも健康にずっと住みつづけたいマイホーム”
日 程: 11月25日(土)・26日(日)
時 間: 10:00~16:00
場 所:善通寺市上吉田町
//www.peacehome-kagawa.jp/event/
ご参加お待ちしております^^
【あなたの為の家づくり】香川県の自然素材・注文住宅なら株式会社ピースホーム
モミの木の使い方
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こんばんは。
腹筋が割れる気配のない、河野智行です^^
実は今、ピースホームの新しいホームページを制作しています。
出来るだけ家づくりを考える人に、シンプルで分かり易い辞書のようなホームページを目指してます。
造るのは時間のかかる作業ですが、意外にホームページを変えようと決めたのは1分くらいでした。
単にモミの木の家をもっと知って貰いたい!と思ったからです^^
昨年からだいぶ、モミの木の家を選んで頂けるお客様が増えたので、来年辺りは【感謝祭】を企画したいなーなんて思ってます。
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さて今、工事中の住宅の多くで洗濯物の室内干しについて、問合せを多く頂きます。
今までだとウッドデッキ等で屋外に物干しスペースを造る住宅が多かったですが、最近は室内干し人気です。
やっぱり室内干しは、洗濯スペースにより近いし、何より時間を気にせずに干せるというのが今のライフスタイルに合ってるんでしょうね^^
ただ室内干しにすると、洗濯物の乾き方が気になります。
そういう場合に写真のようなモミの木の使い方をすると、とてもよく乾きます。
室内の床と天井にモミの木を貼っています。
結構単純な事ですが、これをするかどうかで乾き具合は格段に変わります^^
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屋外に物干しスペースを造るというのも一つの案ですが、どうせなら室内の環境を良くしつつ、洗濯物も乾かせる。そんな室内をグレードアップさせる選択も良いよっという提案で、普段お話ししています。
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家づくりするならば、室内干しについて一度は考えて貰えると良いかなー^^なんて思います。
照明墨出し
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河野です。
今日は善通寺市のS様邸に「照明位置の墨出し」に行ってきました!
墨出しと言うのは位置確認のようなものです。
どの場所に、どんな間隔で、どのように配置するかをあらかじめ図面にてコーディネーターと設計で決めておくのですが、それが工事中に問題が無いか?
または、
設計通りに配置可能か?を改めて確認する大事な作業です。
普段は、床養生と言う床の保護作業を終えた後に、保護材の上からマジックや鉛筆などで印を付けて行きます。
※写真無くてごめんなさい><
大体、この照明の確認作業は設計通りに行くことが多いのですが、たまにイレギュラーな問題も発生しますので、「現場をしっかり見る」というのは大切やな~と普段から思う訳です。
電気屋さんに任せただけでは、ダメって事ですね。
と言う訳で、約2時間作業してきました。
照明で重要なのは、「何を照らすのか?」かなと思います。
手元の作業で細かい場合は、その近くに明るい照明が必要ですし、落ち着きのある空間を演出したい場合は壁をホワッと照らすのも良いですよね。
どういう目的で、その照明を配置しているのか?を住宅会社に聞いてみると意外な視点が分かって楽しいと思いますよ。
ではでは、また^^v
柱の間隔
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ピースホームの河野です。
「柱の間隔って普通どのくらいですか?」という質問を頂きました。
ざっくりとした回答で言うと、約90cm間隔で必要です。場所によっては2mくらい柱を無くしている部分もあります。
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昔の家だと、柱は「たくさん有る方が構造的に強い」みたいな風潮がありました。
確かに住宅は、屋根の重さを基礎にどういう経路で伝えるかというのが大事ですから、柱が多いといわゆる「縦の軸」が多くなって、支えやすいイメージです。
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でも、ここで考えて欲しいのは柱の重さです。
当然ですが、1本の柱には重さが有ります。
だいたい、13キロとか15キロくらいですかね(木の種類や水分量で変わります)
その柱は、梁と言う「横の軸」を支える部材に刺さります。
という事は、梁にささる柱の数が多ければ多いほど、「力強い梁=太い梁」が必要になります。2階部分の梁が大きいというのは、上に乗る重さ(柱など)が多いという事です。
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すると、次に考えるのは「太い梁」になったらそれを下で支えるのは1階の柱です。
当然、「太い梁=重い」訳ですから、それを支える柱の数はどんどん増えます。
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こうして考えると、「数が多ければ良い、太い方が強い」というのは部材単体で考えると強いのですが、家というバランスで考えた場合は、重量級過ぎて、基礎を支える地盤にも悪影響を及ぼしかねません。
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そういう訳で、最初の話に戻ります。
柱の間隔は、「バランス」です。ざっくり言うとですね^^
もう少し詳しく言うと、屋根からの荷重が建物のどこに偏っているのか?とか、負担を均等に分けるにはどういう木材の配置をすれば良いかとか、そういうのを考える必要があります。
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と、ここまで書いてみても「いや、バランスよく考えるのは普通じゃない?」と思う人が多いと思います。
しかし、住宅はなかなか難しいです。
理由は、構造計算が義務付けられていないからです。
義務じゃないから、詳しく計算しない人が多いです。
昔の大工さんは「間四の法」というもので木材の寸法を決めてました。
僕も16年前くらいに、習いました。
それを基に考えると、「おおまかなサイズが決められる」んですけど、計算はしません。
木材の組立加工には「プレカット工場」という工場が関わりますが、プレカット工場が設計したサイズでは、心もとない場合もあります。
ですから、出来るだけ構造計算の伴った柱間隔で進めることをお薦めします。
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