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地震を乗り越えて住み続けたい家
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河野(兄)です。
今月、熊本地震で倒壊した家屋の現地調査を行った方の話を聞く機会がありました。
熊本地震は震度7の揺れが2回訪れた、初めての大地震だそうです。
熊本県の益城町というところでは、耐震等級3の住宅が16棟あったそうですが、修繕を必要としたのはその内2棟だけ。現在では16棟全ての住宅でご家族が住まわれているという事で耐震性の高さが実証されました。
逆に耐震等級1の家は倒壊したものも多く、1度目の地震には耐えたが2回目には耐えきれなかったようです。
耐震等級は1・2・3の3段階評価になっています。
耐震等級2が耐震等級1の1.25倍の強さ。
耐震等級3が耐震等級1の1.5倍の強さ。
3が最高等級なんです。
地震を乗り越えて住み続けられる家って素晴らしいですね。
家は家族の器だと、僕も社内で社員に向けて話をするんですが器である家がしっかり命も財産も守ってくれるというのはとても重要なことだと感じてます。
耐震等級3というのは今から必須の性能評価になるかもしれませんね。
ちなみに、耐震等級3というのは計算の仕方によっては簡単に取れます。
耐震等級3だけど、計算方法によっては地震に弱い3もあるんです。
家は家族によって外観や内観も変化しますが、耐震等級3も家によって細かい性能値は違います。
住宅会社の人に「うちの家は、耐震等級3が標準です。最高等級なので安心ですよ」なんて言われたら要注意です。
「耐震等級3の何処にこだわってるんですか?」って聞いてみると良いと思います。
そこで耐震等級3を確保するための、こだわりを説明してくれる住宅会社だとまず安心です。
聞きにくい部分ですが、地震を乗り越えて長年住み続けたい家にするならば、ぜひ聞いておいてほしい質問です。
振動と悪臭は対象外
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河野(兄)です。
僕達、住宅会社が家を建てる際に気にするのが、お隣さんです。
お隣さんは、普通に住宅の場合もありますし、田んぼの場合も有ります。お店の時もあるね。
で、今日話題になったのが、お隣が古い塀。
今にも倒れそうな古い塀。
どういう話かというと、工事中にもしその古い塀が倒れたらどうする?って話です。
倒すつもりで、倒れるのならば良いですが、倒れて欲しくないのに倒れる場合はどうなるのか?
非常に悩ましいです。
で、保険会社に聞いてみました。
「もし、そんな場所があって工事の振動で塀が倒れたら、保険使えるの?」って。
結論。使えないそうです。
振動とか悪臭とか、目に見えず、実証が難しいものは保険対象にはならないそうです。
保険契約の約款に書いてるそうです。(小さい字で)
まーそう言われれば、「そりゃそうだ」ですよね。
じゃ、なんか方法無いの?とも聞いてみたら、保険では無いらしいです。
なかなか難しい問題ですね^^
細かい話に発展する話題なんですけど、こういうのは大事な部分なので、出来るだけ理詰めで考えておきたいですねー。
今日は、そんな「対象外」のお話でした^^
正体不明の家づくりおじさんと24歳男性
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河野(兄)です。
今日は、家の用事半分、お仕事半分といった感じで1日を過ごしています。
ちょうどお昼前後に楽しい素直な出会いがあったので、今日はその話を書きたいと思います。
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出会ったのは24歳?25歳?(早くも忘れた。ごめんなさい。)の男性です。車屋さんに勤める方です。話し相手は、もちろん僕です。
用事はオイル交換でした。毎回、違うところにお願いしてるので今回も初めましてでした。
その担当者が若い男性だったんですよ。
待ち時間の間、車の話もしつつ、なぜか住宅の話に方向転換してしまいました。僕は職業聞かれたら、素直に答える派だからですかね。
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個人情報は互いに何も知らない状態での話なんですが、かえってその方が面白いですね^^
僕からすれば、背中に会社を背負ってない雰囲気でお話しできるので、普段以上にものすごい「ぶっちゃけ」れますし、相手の男性的にもオイル交換ついでで「軽く質問」できたんじゃないでしょうか?
どうなんでしょう?(笑)
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で、24歳くらいの方なんで話はアレからです。
「家って高いんですか?」というご質問でした。
僕も普段より軽めに「高いよ~どこの家も(笑)」というくらい軽めで回答しました。
やっぱり「お金」の事気になりますよね。
住宅ローンも何年かけて返すのか?とか、
どのくらいの値段で家が買えるのか?とか。
たくさんお話しできて楽しかったです。
大事なのは、「家は高いもんだ」ってことですかね。その子にも言ったんですけど、「住宅会社に所属する僕でも高いと思うよ家は。」って言いました。
もっと安けりゃ良いのにね。今の家は高くなったよ。とも言いました。
そのくらい「家は高いもんです」
要は、その高い値段に見合うだけの価値を見出せるか次第だと思います。
それが家選びの一つの基準やと思います。
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以前に「マンション住まいにするか、戸建て住宅にするか、アパート暮らしするか」で悩んでるんです、という方も相談に来られました。
お金だけで言えば安いものは決まってるんですが、そうはいかないのが家の面白いところでもあり、大切な部分です。
結局家は、家族で住むための器です。
しかし、その器がどんな器かによって家族の関係性も変わるだろうし、お金も変わるし、価値観も変わるんやないかなと考えてます。
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そうそう、後地震に対しても質問がありました。家が選びやすくなってるというお話もしました。(よっけ話してますね(笑))
地震も、住宅会社によって考え方が違うから、あちこち聞いてみると良いよって話をしました。
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家の選び方も、住宅会社によって考え方が違うから逆に選びやすいよって話をしました。
昔の注文住宅は「どんな家でも、なんでも建てます」みたいな感じでしたけど、最近の注文住宅はウチの「モミの木の家」みたいに、どんなコンセプトで住宅をつくっているかがハッキリしている会社が多いから、選択しやすいんじゃないかなと話しました。
合う合わないは好みによるからね。たくさん見ると良いよって話ました。
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自分たちの基準作りをすると良いよって話は、しなかったなー。少し残念です。
いつ頃、家を建てるのか、もしくは建てないのかもしれないけれど、少しでも参考になれば嬉しいですね。
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で、本題なんですが。(笑)
正体不明って良いですよね。お互いにあまり所属する組織や個人背景を気にせずに家づくりについて、ざっくばらんにお話しできると言うのは楽しいもんだなと感じました。
普通に家について関心がある若い人に、何の利益も考えず、ただただ目の前の人が参考にしてくれれば良いや的な感覚で話せるのは非常に楽しいです。
出来るだけ、そういった感覚をピースホームとしても大切にしたいなと感じました。
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そんなこんなで、休日も家づくりまっしぐらな僕ですが、明日も家づくりまっしぐらで進みたいと思います。
家づくりは本当に楽しいもんだし、楽しむべきだなと感じた一日でした。
じゃ、また。
地域型住宅グリーン化事業について解説してみた
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地域型住宅グリーン化事業。
なんだろ?って思う方は多いと思います。
一言で言ってしまえば、「国が実施する補助金事業」です。
昨年も、一昨年も同じ事業が実施されまして、当社のお客様でも100万円の補助金を受け取られた方が居ます。
今年はいつ頃からスタートかな??と思っていたら、6月21日に募集開始でした。
例年よりは少し遅いですね。
さて、この補助金が貰える制度、どんな家が対象でしょうか?
家の種類がたくさんあるので、今回はピースホームでご提案出来る2種類に絞って話したいと思います。
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まず、1つ目が「長寿命型」と言われるタイプです。
長期優良住宅とも言います^^
補助金を貰う条件としては、
① 長期優良住宅の認定を受けている事
② グループ登録された工務店で新築を建てる事
③ その他、一定条件をクリアする事
の3点が大きなポイントです。
長期優良住宅を計画していて、地元の工務店(グループ所属)で家を建てようかな~という方にはお薦めの制度です。
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2つ目が「高度省エネ型」と言われるタイプです。
ゼロエネルギー住宅、ZEH(ゼッチ)なんて言われてますね。
補助金を貰う条件としては、
① ゼロエネルギー住宅である事(BELS取得義務)
② グループ登録された工務店で新築を建てる事
③ その他、一定条件をクリアする事
の3点が大きなポイントです。
ゼロエネルギー住宅を計画していて、地元の工務店(グループ所属)で家を建てようかな~という方におススメです。
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この2つの住宅タイプの場合は、自分達の家がどちらにするかで比較的申し込みやすいものだと思います。
市町村によっては単独で補助金を貰える市町もありますが、そういう制度が無い市町で家を建てる場合は、性能の高い家を取得すると同時に、補助金を貰えるチャンスでもあります。
ただ、この補助金全員が貰えるものではありません。
貰える数に制限があるんですね。
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詳しくは、対象になるお客様ごとに個別に案内させて頂きますが、なかなかの狭き門です。
ただ何でもそうですが、事前に「知っているのと知らない」では大きな差があります。
家造りのタイミングはあくまで「あなたが家を建てようと思ったその時」なんですが、その一つのきっかけになれば良いと思います。
なんてことを昨年も、一昨年も言ったような気がしますが(笑)
せっかく高性能な家を建てるならば、ぜひ、ご検討してみてください。
以上、「地域型住宅グリーン化事業について解説してみた」でした。
住み心地は誰のためにある?
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河野(兄)です。
本日は、Y様の上棟日でした。
上棟(じょうとう)といえば、1日で家の骨組みが一気に組み立てられるダイナミックな日ですね。
1日という限られた時間で、大工さんやクレーンさんが一生懸命作業をして組み立てるんですが、
改めて、いろんなルールを確認しながら組み立てます。
ルール=設計になります。
設計の良さ=住み心地の良さになります。
なので、設計は毎回プレッシャーです。
でも分かり切っている事は一つあります。
「お客さんと話をする回数を増やす事=設計の良さ=住み心地の良さ」に繋がります。
だから、初心忘れるべからずで、たくさんお話ししないとなぁ。と思うわけです。
そういや、この間「ピースホームを設立したキッカケ」を語った方が良いよってアドバイスを貰いました。
だいぶ前にもブログで書いたような気もするし、内容が変わってるかもしれないですけど(笑)
素直にアドバイス通り書いてみます(笑)
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ピースホーム立ち上げ前に考えてたのは、「自分が良い家作る為にどこまで出来るか?」という事でした。
抽象的ですけど、イロイロ磨きたかったんですよ当時。
技術も知識も、コミュニケーション能力も(笑)
良い家っていうのは、お客さんがずーっと喜んでくれる家の事です。
それが、昔は出来て無かったと思うんです。
知識不足だったり、技術不足だったり、コミュニケーション不足だったり。
だから、今は踏ん張って良い家作りたいんです。
そんな事を上棟という節目に考えてみました。
「あなたの為の家づくり」これがピースホームの始まりの言葉です。
初心忘れるべからず。
明日も、進んでいきたいと思います。(鈍足ですけどね 笑)