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湿度を揃える

河野です(*^^*)

いよいよ、モミの木がS様、T様の住宅工事現場に入ってきました。



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T様邸のモミの木
T様邸のモミの木[/caption]

モミの木は、工事現場に届くとスグに写真のように立て掛けます。

理由は、「家を建てる場所に合った、湿度に適応させる為」です。

モミの木は、九州の宮崎県で自然乾燥されたものが運ばれてきます。

初めは、宮崎県の風に慣れているモミの木ですが、これから過ごすのは香川県の土地。

その為、今後何十年も過ごす「家の建つ場所」に慣れて貰う必要があります。

同じ香川県の土地でも、山に近い場所もあれば、街中の場所もあります。

それぞれの場所にあった、過ごしやすい状態にモミをならす期間なのです。

だいたい、立て掛けた後7日から10日ほどそのままにしておきます。

その後にようやく、素材として家の内装材に使用されます。

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例えば、こんな感じに。

楽しみですね(*^^*) 


気密測定やっていこうと思います。

今晩は、ピースホームの大きい方の河野です(*^^*)ちなみに小さい方は、門田です。

伝わりますでしょうか?(笑)

さて、今までピースホームとして、お客さんの大切なお家を様々、建てて来ました。家を完成させるその度に、改良点を見つけ出し、新しい家に改良を加えています。そんな中で、ついに気密測定をやってみました。

気密測定といえば、家にどれだけ隙間があるか?というのが実測値で分かるという測定です。

数値が小さければ小さいほど、家の隙間が少なく、部屋毎の温度差を少なくすることが出来ます。

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こんな機械を設置して、計測をします。

気密性は、C値というもので表されます。

ちなみに、高気密住宅と言われるものは、気密性C値で、1.0以下であるとOKです。数値が低いと性能が高いのです。

※稀に、0.1とかもの凄い数値を出す工務店さんも居ます。

お客さんには、よくお話をするんですが「正直、どこまでこだわるかだと思います。」どのくらい、気密にこだわるか?

ピースホームの場合は、内装材のモミの木による空気環境の良さにこだわっているので、空気の流れも重要視しますが、お金が掛かるからガチガチの高気密まではこだわらないよ。というスタンス。

ですが。


ピースホームが手掛ける家の気密性は、いかがなものかな?という事で、測ってみると。。

C値=0.4


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結構、高性能でした(*^^*)嬉しいです。まだ窓周りとか、断熱補強する部分も残っているので、完成時だともっと数値が良くなるんでしょうね。楽しみです。


「金属屋根か瓦屋根か、迷う~~~!!!」という方にお薦めの質問

今日は、ウチの会社で取り扱っている瓦屋さんと少しお話しする機会がありました。
なかなか普段、ゆっくり話せないんで瓦の事は瓦屋さんやろーという事で、いくつか質問ぶつけてみました。

あ。河野です^^

今から書く質問は、「家づくりを始める時に金属屋根か瓦屋根か、迷う~~~!!!」という方にお薦めの質問です。
ご自分で瓦職人さんに質問した気持ちになってくださいね^^

では、いきますよー!

質問1

この瓦って、20年後とか葺き替えしなくて良いんですか?

答え

しなくて良いですよー。瓦を理由としたメンテナンスは不要です。

質問2

え?じゃあ、もし葺き替えとかになる場合は、どんな時なんですか?

答え

他から物が飛んできて、瓦が割れたとかそういう場合は、葺き替えでは無いですけど直す必要が出ますね。
葺き替えと言うのは、今の瓦ではかなり少ないと思います。

質問3

葺き替えは今とかよく見るけど、あれはセメント瓦(年月が経つとすぐ割れ易くなる)とか、土葺きの釘止めの無い瓦だからですか?

答え

そうです。

質問4

瓦の色あせとか気になるんですけど、塗装で直した方が良いですか?

答え

直さなくて良いです。塗装をすると逆に雨漏りの原因になり易いので、塗装しないでください。瓦の機能は失われていないので。
色あせも昔と比べて、なかなか色落ちしにくい瓦になってますしね。

質問5

じゃ!メンテナンス要らないじゃないですか!

答え

瓦自体のメンテナンスは要らないですけど、屋根のメンテナンスは必要ですよ。
落ち葉で雨樋がつまったりだとかそういうトラブルは有るので、屋根として点検はしていって欲しいですね。

どうでしたか?

最近、お客様からよく聞かれる質問をあえて、職人さんに答えて貰いました^^
瓦と言っても、たっくさんの種類がありますからそれに見合ったメンテナンスをしていかなくてはならないんですけど、
今回はピースホームで普段使用している瓦について、簡単にまとめてみました。

以上、「金属屋根か瓦屋根か、迷う~~~!!!」という方にお薦めの質問でした^^


モミの木グッズお届け!!

河野です^^

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昨日、モミの木のゴミ箱と米びつを、ご新築祝いにF様邸にお届けしてきました♪
あ、モミの木タイルもです。

とっても喜んで貰えました!子供たちと記念写真も撮って貰えたし、ハッピーです^^
河野デカいですね(笑)

スーパーラジエントヒーター調理器の使い方でご質問も頂いたんで、それは赤エプこと、日本ISJの中崎さんに答えて貰おうと思います。めちゃくちゃ詳しいので。

日本ISJさんのホームページ
どんな家もそうですが、住み始めて気づくことって多いと思います。
特に、モミの木の家になると驚きの連続です。
僕らがしっかりサポートして、大切に、気持ちよく住んで貰いたいですね^^v

以上、モミの木グッズお届け!!でした^^


意外な落とし穴!耐震等級3にも種類がある!?

こんにちは。地鎮祭を終えた河野です。
毎回思うんですが、いよいよ始まるぞ!!って感じが好きです。
今回は多度津町でのM様邸新築工事。モミの木を使用した素敵な家になります。
楽しみです!

さて先日、「耐震等級3ってどこも同じように聞きますよね?」という疑問があったので、それについて簡単に解説したいと思います。

耐震等級3とは??

家が震度6強から7の地震で倒壊崩壊せず、震度5強程度の地震で損傷しない程度にしたのが、普通の家です(等級1)。
等級3となると、上記の地震力が1.5倍になっても抵抗できるというレベルです。
今の所、等級3という認定が取れれば、かなりの耐震性を持つ家といわれます。

等級3同士でも差が出る!?

熊本地震で特に話題になったのですが、最近の等級2や等級3と言われる「耐震性の高い家」でも倒壊したという話があります。
実は等級3と言っても、計算方法次第で、「ギリギリの等級3」なのか「余裕のある等級3」なのかが違ってきます。
その等級3を算出する計算方法をどのように住宅会社が考えるかによって、結果が変わってくるんですね。
難しそうに書きましたが、大きなポイントは1つです!

等級3の計算に準耐力壁という壁は、入ってるの?入ってないの?と聞くことです。

む、、、難しいですね(汗)


準耐力壁という壁は、耐震設計に対して、あてにしない。

最近の耐震性能は下記の画像のように、パソコンでソフトを使用して求めます。
その際に、「準耐力壁を含めた設定」で計算すると、耐震等級3はかなり簡単に取れます。
耐震設計ソフトを販売をするメーカーも、「計算の際には準耐力壁を入れておくと簡単に性能上がりますよー」と言います。

でもね。


準耐力壁というのは、コンセントやスイッチほどの穴でも壁が欠けるとダメなんです。また釘の種類や留め付ける間隔も違ったりで、
工事現場でそれを全て管理するというのは中々に難しいのです。
ですから、ウチの場合はあくまでプラスαの要素と考えて、最初から耐震性能の計算に含めていません。

ですから基本の耐震性能は他でしっかり性能確保して、実際の地震が起こった際には更にプラスαで準耐力壁が
地震に対して抵抗してくれるという考えだと、かなり耐震性能が向上するという訳です。

とか、なんとかやってたら日経ホームビルダーという業界誌で記事が出た。

今月号に出てました。

「余力抜きで等級3の1.39倍」というタイトル。

なかなか衝撃的ですが、準耐力壁(余力)を含めずに等級3の1.39倍は必要では無いのか?という提言だそうです。
ちなみに、計算書だと下にあるような赤枠の中の数値が何倍なのかで、確認が出来ます。

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面倒くさいけど気になるなら、確認しよう。

建物のプランや、仕様によって家の性能は大きく変化するので「何を優先するのか?」というのは非常に大事なのですが、

とにもかくにも、耐震性能は重視したい!という方には今回のブログはおススメです。

「耐震等級3の計算に準耐力壁(じゅんたいりょくへき)という壁は、入ってるの?入ってないの?」と聞いておきましょう。

それだけで、「余力の無い等級3」なのか「余力のある等級3」なのかが分かります。

以上、意外な落とし穴!耐震等級3にも種類がある!?でした^^