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新築だから油断できない!窓で注意すべき、雨漏り対策。

家を建てる上で、耐震性に次いで心配なものの一つが「雨漏り」です。

 

雨漏りは屋根や外壁からの侵入も多いですが、実は窓枠周囲からの原因も多いです。

大きな外壁に、穴を開けて窓を付ける訳ですから、上手に処理をしていないと雨漏りの確率は、どんどん高くなります。

 

僕のお薦めは、下の写真に写っている緑色のやつです。

 

白い四角の枠が窓枠になるんですが、窓枠の下の部分と隅の部分に緑色のカバーを付けています。

これ、こんな商品です。

ウェザータイトと言います。

今回、ご紹介するのは窓用です。

 

上の画像にも書いていますが、「あらかじめ取り付けておいて漏水対策」を行うものなんですね。これを取り付けるメリットは、雨漏りのリスクを減らす事です。

 

しかし、実はそれ以外にも僕が選んだ大事な理由があります。

それを紹介する前に、この画像をみてください。

 

↑この写真は、グーグルで検索して見た防水シート(窓用)の画像です。

検索して見ると分かるんですが、黒いシートが圧倒的に多いです。

この黒いシート、実は工事現場で大工さんなどが「自分でカット」して取り付けるものです。

 

その為、職人さん個人の知識や技量の差、または監督をする現場監督の技量によって「防水性能が変わってしまう」のがこの黒いシートです。

 

では先ほどの緑のシートは?と言えば。

コーナー(角)部材と直線部材が分かれてはいるものの、一体成型品ですし、室内側で水を外側に返す水返しも付いています^^

これが室内側の構造部分です。

このように、ある程度一体成形品を使うことによって、職人さんごとの施工ムラを抑えることが、僕が選ぶ大事な理由です。(10年製品保証も付いてますしね^^)

 

じゃ、お値段は?

ズバリ、緑色の方が高いです(笑)

黒色のは安いです。

 

でも僕としては、「この部分は値段で差を付けてはいけない」所だと考えています。

だって、本当に雨漏りしたら修理費用はもっと高額になります。そして何より、気分が悪いです。

家の雨漏りは、住む人からすれば心配だらけです。

家の中でカビが発生しないか?

木が腐らないか?

虫がわかないか?

雨が侵入するというのは、とても落ち着いていられません。

 

なので、値段どうこうより「防水性能」は譲れない場所の一つでもあります。

 

皆さんも、建築途中の家を見かけたら窓の下側に注目してみて下さい^^

緑なのか、黒なのか、はたまた何も無いのか?

 

来週末!

スーパーラジエントヒーターのセミナーを開催します。

3月19日の土曜日、一日だけの開催です。

午前は10時30分から、ハンバーグとご飯を作ります。

午後は14時から、大学芋を作ります^^

 

キッチンで、コンロをガスにしようか、IHにしようか迷っている方は、是非参考にして欲しいです。

他では見られない、楽しい調理方法を見ることが出来ます^^

ご予約お待ちしております♪

 

 

 

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「お願いして良かったです。」

お願いして良かったです。

そうやって言われると、嬉しさと一緒に責任感が増す。


仕事を続けて行く中で、僕らは何度も地位と責任を見つめ直す機会を与えられる。
自分の失敗だったり、人から聞いた噂話だったりタイミングは様々だけれど、共通するのは「自分なら最終どうするのか?」を考えている。

 

先日も、「瑕疵保険を説明しない、付けない会社」というのを聞いた。
何でだろう?面倒くさいのか?技術が不足しているのか?コストを掛けたくないのか?

 

どういう理由なのかは、追求しなくても良い。
ただ、僕らはそれを聞いて「あぁ、じゃ僕らも止めようか」なんて事は思わない。

「耐震性能なんか基準法をクリアしてれば良いんだよ」なんて事を聞いても、「じゃあ僕らも、その程度にしておこうか」なんて事は思わない。

 

家に住むのは誰だ?

 

作るのは誰だ?

 

家に住む人は、建築を知らない。作る僕らは、建築を知っている。

家に関する知識と技術を持つ僕らが、地位と責任を自覚しないでどうするんだ!

 

全ての職には、その職に携わる人達の地位と責任があるからこそ、僕らは旨い飯を食って、好きな服を着て、好きな家に住んで、大好きな家族と一生を過ごせるんじゃないかな。

 

お客さんからの感謝の言葉と、ノブレスオブリージュという言葉から、連想したことを書いてみました。

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窓に枠が無いから結露??

気付いたキッカケは窓のクロス

先日、知り合いに聞いた話です。

とある築10年くらいの住宅で窓の結露がヒドイらしくて、調査に向かったそうです。

そのお家の窓は、窓枠が無い家でした。

窓枠が無い家というのは、下の写真のように窓の下以外には、縁取りである枠が付いていない状態です。

グーグルで「窓 クロス巻き込み」と検索すると、たくさん画像が出てきます。

見た目がシンプルであるので、割と人気で、特にローコスト系の住宅に使われます。

枠が無い分、安いので(汗)

その窓に引っ付いている壁紙が、結露により剥がれて来たそうです。

 

クロスが剥がれた理由は窓の枠が無いから??

その住んでいる方は、壁紙が剥がれた理由を「窓枠が無いから」と考えていました。恐らく、友達の家に遊びに行った時に窓枠が有るのを見たりして、「自分の家との違い」に気付いたんだと思います。

しかし、実は窓枠は関係ありません。

結露が主な原因ですけど、窓枠が無いから結露がし易いとか、そういうものでは無いんですね。

 

このように四方を窓枠で囲っていても、壁紙は結露する時はしますし、

カビも生える時は生えます。

 

原因は窓だった。

原因は、知り合いが見に行ってすぐに分かりました。

窓枠じゃなくて、窓ガラスが原因でした。

シングルガラス(単板)と言われる1枚だけの窓ガラスだったんです。

シングルガラスは現在では、ほとんど住宅用としては出回っていませんが、10年くらい前は、まだいくつか有りました。

 

結露を防ぐには?

結露は、室内の温度を上げると窓付近で目に見えて発生します。これは部屋自体は暖かいのに、窓ガラス表面が冷たいという温度差で、空気中の水蒸気が凝縮されるために起こるものです。

その為対策としては、

①室温を上げ過ぎない

②窓ガラスの性能を上げて、表面の温度低下を抑える

などの対策が重要です。

しかし、冬場は室温を上げないという選択肢は中々、出来ません。寒いですもの。(汗)

ですから、②の窓ガラス性能を上げるのがお薦めです。今では、シングルガラスをペアガラスに変えたり、真空ガラスに交換するなどのリフォームも出来ますからね^^

家づくりで聞きやすい、一つの基準を覚えておこう。

上に書いたような事例の場合は、窓以外の壁の内部や天井裏などにも注意が必要です。シングルガラスを使う家づくりの場合は、断熱に対する意識が建築会社も低いからです。

そこで、新築の場合でもリフォームの場合でも、結露を防ぐ性能の基準を一つ覚えておきましょう。

それが「平成25年省エネ基準」というものです。

この基準を説明できるかどうかが、建築会社を選ぶ一つの指標となります。

また、新築を建てる際にこの基準をクリアーする設計、施工をして貰うと、結露のリスクが大きく減ります。

「平成25年省エネ基準」覚えておきましょう^^

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フラット35に加入するなら団信の節約を狙おう!

河野です。

3月、フラット35史上最低金利を更新しました。

今回は、そのフラット35の上手な借り方をお伝えします。

 

フラット35のメリットの一つとして、団信の任意加入があります。

団信は、加入者に万一のことがあった場合、残りの住宅ローンがなくなる保障制度です。

要は、住宅ローン専用の生命保険というような認識で大丈夫だと思います。

 

その団信がフラット35の場合、「任意加入」です。

任意という事は、「入らなくても良い」ってことです。

じゃー入らずに団信の保険料を浮かせばラッキー!かと言うと、そうではありません。

 

もし、万が一の事態が起こった場合の備えは必須だからです。

でなければ、残された家族が大変な目に遭います。

 

じゃ任意加入なのに結局、入らないとダメじゃないか。と考えてしまい、フラット35の団信に入る人は実に9割ほどいらっしゃるそうです。

 

でも実は、任意加入を上手く利用すると「お金の支払額が大きく減らせます」

 

その方法が、民間保険会社の保険を団信の代わりとする方法です。

「収入保障保険」と言われる保険の仕組みなんですが、この保険、加入会社によって差額はありますが、フラット35の団信と比べて2000万円ほどの借入で、約20万円以上は、支払を減らす事ができます。

 

フラット35を申し込む前に、上記の保険を検討して加入が問題無ければ、それだけで節約が出来るんですね^^

フラット35も、ついつい書類手続きが流れ作業になってしまって、あまり深く考えずに団信に入る方も多いとは思いますが、申し込む直前には是非一度、収入保障保険を検討して見てはいかがでしょうか?

 

※団信も収入保障保険も一定の審査がありますので、それが通るかどうか、しっかり確認してから加入の可否を決めましょう。慌ててはダメですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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F様邸現場報告 耐力壁とは??

先日、棟上げをしたF様邸。

明日予定の金物検査に向けて、耐力壁の確認をしてきました。

耐力壁というのは、簡単に言えば「地震に対して抵抗(踏ん張る)する為の壁」です。

この耐力壁が適切な位置に施工されているか、また的確な取付をしているかの検査が、

通称「金物検査」と僕らは呼んでいます。

 

明日は、住宅瑕疵担保責任保険の検査です。

 

この耐力壁にも様々な種類がありまして、筋違と呼ばれる木材を斜めに取り付けるタイプのものや、面材と言われるパネルを張り付けるタイプもあります。

それぞれに、取付時に使う釘などの種類や、留め付ける間隔が規定されています。

「金物検査」では、そういう部分をチェックしていきます。

 

もし、不備があれば「手直し」と言われるものになり、その場で逐次、直していく場合もあります。逆に良ければ褒めてもらう事もあります^^

 

ただ金物検査では、「決められた位置や取付方法を確認するのみ」になります。

重要なのは、それ以前に設計段階で「どのような耐力壁を、どの位置に設置すれば耐震上、工事上、納まりが良いか?」を考えることです。

 

設備配管や電気の配線もそうですし、将来の床下メンテナンスのし易さも想定しておく必要が有ります。

耐力壁は「地震」だけを考えれば良いものでは無いのです。

 

いくら壁が強くても、頑丈でも、将来の生活を見据えていなければ「ただの作品」にしかならないです。

大事なのは、新しい家に住んでからどうなるのか?

そういう視点を大切にしたいと考えています。

 

 

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