こんにちは、河野です。
近年の家づくりの現場では、大きな変化が起きています。
それは「分業制」が進み、大工さんが担う仕事の範囲が大きく変わってきているということです。
🌞 酷暑と現場の変化
真夏の猛暑は年々厳しくなり、建築現場の環境も変化しています。
一部の大手ビルダーでは、上棟後すぐに工事中の現場にエアコンを取り付けるほど。
それくらい「酷暑が当たり前」になり、職人さんの体力的な負担を軽減する工夫が求められています。
🏗️ 分業制で変わる大工の役割
最近よく見かけるのが「上棟専任のフレーマー」と呼ばれる職人たちです。
-
土台工事から上棟までを一気にこなし、構造を組み上げる専門職
-
上棟後は地域の大工が断熱やフローリング、内外装を仕上げていく
このように工事が細かく分業される流れが進んでいます。
ある大工さんはこう言っていました。
「上棟をしなくなった分、体力的には大分楽になった」
たしかに、重労働を避けることで長く大工を続けやすくなった面はあります。
ただ同時に、家づくり全体を把握して腕をふるう機会が減っているのも事実です。
⚖️ 効率と技術のはざまで
分業制は効率的ですが、リノベーションや注文住宅のように「一棟ごとに条件が異なる仕事」では、必ず総合力を持つ大工の存在が欠かせません。
-
断熱の納まりを考えながら施工できる
-
構造と仕上げのバランスを理解している
-
現場で臨機応変に対応できる
こうした力は、単純に作業を分けるだけでは身につきません。
🏠 ピースホームの考え方
ピースホームでは、「分業制の効率」だけを追い求める家づくりはしていません。
なぜなら私たちが大切にしているのは、職人の技術がしっかり発揮される家だからです。
-
構造、断熱、仕上げまでを見通した大工の仕事
-
自然素材を扱う繊細な技術
-
家族が何十年も安心して暮らせる品質
価格だけを優先して「誰でもできる作業」を積み重ねるのではなく、
「誰にでもできない技術」で仕上げること。
これがピースホームが守りたい家づくりの姿勢です。
✨ まとめ|あなたはどんな家を選びますか?
効率化が進む建築業界の中で、大工の仕事は「楽になった」と言われるようになりました。
しかしその裏側には、「技術をどう次世代につないでいくか」という課題もあります。
ピースホームは、効率と技術のバランスをとりつつ、家族の安心を第一に考えた家づくりを続けていきます。
あなたはどんな家づくりを望まれますか?
「長く安心できる品質」を重視されるなら、ぜひ一度ご相談ください。