💬 「この金額、どうやって出してるんですか?」
土地や中古住宅の査定をすると、
お客様からよく聞かれる質問があります。
「この査定金額って、どうやって決めてるんですか?」
たしかに、不動産の価格は見えにくいですよね。
でも実は、査定は“なんとなく”で出しているわけではありません。
ピースホームでは、公的データ+周辺相場+現地の状況を
ひとつずつ確認しながら、現実的な価格を導き出しています。
📊 査定の基本は「公的データ」
まず基準になるのが、公的な価格データ。
これは全国共通の指標として公表されているものです👇
| 名称 | 内容 | 更新頻度 |
|---|---|---|
| 路線価 | 国税庁が毎年発表。相続税や贈与税の基準になる価格。 | 毎年7月 |
| 地価公示価格 | 国土交通省が発表する「標準地」の取引参考価格。 | 年1回 |
| 都道府県地価調査価格 | 各都道府県が独自に調査した、実勢に近い価格。 | 年1回 |
| 固定資産税評価額 | 市町村が税金算出のために設定している価格。 | 3年ごとに見直し |
これらを照らし合わせて、
その土地のおおよその基準価格帯を算出します。
🏘 次に見るのは「近隣相場」
次に大事なのが、実際に周囲で売れている価格です。
たとえ同じ広さの土地でも、
・道路の幅
・方位(日当たり)
・地形(高低差や旗竿地など)
・生活利便性(学校・商業施設など)
によって金額は大きく変わります。
角地や南向きの土地は高くなり、
進入路が狭い土地や北向きの土地は少し下がる傾向があります。
こうした近隣の売買実績を参考に、
**「この地域ではいくらで売れているか」**をチェックします。
ピースホームでは、
ポータルサイトだけでなく、地元業者間で共有されている
リアルな成約情報も参考にしています。
🧭 最後に見るのは「現地の状態」
数字では見えない“現地のリアル”も大切です。
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道路との高低差
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擁壁やブロックの老朽化
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造成・解体の必要性
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建物の傷み具合やリフォーム可否
こうした現地の確認を行い、
**「実際に売り出すとしたら、どんな価格帯が妥当か」**を判断します。
査定書には出てこないけれど、
この現地判断こそが最も重要な要素です。
💡 ピースホームの査定は“数字+肌感覚”
AI査定のように自動で金額を出す仕組みもありますが、
香川のようにエリアごとの事情が細かい地域では、
実際に見て判断する「人の感覚」こそが一番正確です。
ピースホームでは、
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公的データ(路線価・地価公示など)
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近隣の売買実績・販売価格
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現地の状態・生活環境
この3つを重ねて査定しています。
数字だけでなく、その土地の“暮らしの可能性”まで見て判断する。
それが、地元工務店としての査定のあり方だと思っています。
🌿 まとめ:価格はデータで作れても、価値は現場でしか見えない
土地の価格は、路線価や地価などの“基準”でおおよそ決まります。
でも、その土地が「どんな暮らしを生む場所なのか」は、
実際に見ないとわかりません。
査定の数字はあくまでスタート。
本当の価値は、現場で感じる“人の目”が決める。
ピースホームは、地元の目線で誠実に査定します。
「とりあえず相場を知りたい」という段階でも、
お気軽にご相談ください。



