こんにちは、河野です。
家づくりの相談をしていると、
「建物を先に決めて、外構はあとでゆっくり…」
という言葉を本当によく耳にします。
気持ちは分かります。
家づくりの予算管理は難しいし、一旦“見える部分”から決めたいのは自然な感覚です。
でも、僕の経験から言うと、
外構を後回しにして得した人は、正直見たことがありません。
家と外構は、切り離せない“暮らしの一部”だからです。
🏡 外構はただのオプションではなく「暮らしの設計」そのもの
外構が関わるのは、実生活の中の“すぐそこ”にある動線。
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雨の日、玄関に入るまでの泥はね
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ベビーカーや買い物袋を持ったままの動線
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夜の帰宅時の照明の位置
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駐車場から家までの安全性
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子どもが遊ぶ庭の高さや使い方
これらは、建物の間取りや高さと密接にリンクしています。
だから本来は、
建物の図面と外構の図面は、同じテーブルで同時に描くのが理想。
あとから外構だけを足そうとすると、
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「ここ、配線通せません」
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「階段がつくれません」
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「勾配が取れないので追加工事です」
という“避けられるはずの問題”が次々に出てきます。
💰 予算が崩れるタイミングは、外構が後回しの時
外構を後でやると、
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建物側の計画が固まってしまう
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外構が建物に合わせるしかなくなる
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選択肢が減る=費用が上がる
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見積りが当初より大きく膨らむ
こういう仕組みが必ず発生します。
さらに、
外構は物価の影響を直撃しやすい領域 です。
コンクリートも、砂利も、植栽も。
この数年で本当に値上がりしてきました。
「後でやろうと思ったら、倍近くになっていた」
こういう話は普通にあります。
🌧️ 外構が未完成のままだと、毎日の生活が不便になる
泥はねで玄関が汚れる。
駐車場から家まで不便。
庭が使えない。
子どもが遊べない。
洗濯物を外で干す気にならない。
建物がどれだけ立派でも、
玄関から駐車場のわずか3mでストレスを感じる暮らしは、満足度が大きく下がります。
外構の完成度って、実は“生活の余白”に直結しています。
✔️ 河野の結論:外構は建物と同時に考えるのが、一番賢い選択
経験上、外構を後回しにして得するケースはありません。
外構も含めて最初から設計した家は、
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予算が崩れにくい
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設計の制限が少ない
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生活動線の質が高い
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家の完成度が高い
結果として、
「住み心地」も「満足度」も大きく変わります。
家づくりは“建物づくり”じゃなくて、“暮らしづくり”。
だからこそ僕は、
外構も最初から一緒に考えることを強くおすすめしています。
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