🌲 合板も選べる時代に、なぜ僕は無垢材の床に惹かれ続けるのか

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こんにちは、河野です。

住宅の床材は今、本当に選択肢が豊富です。
合板フローリングも、デザイン・性能ともに進化していて、
「手入れがラク」「コスパが良い」といった理由で選ばれることも珍しくありません。

つまり、
合板を選ぶ=悪いわけではまったくない。
むしろ合理的で、生活スタイルに合っていれば十分に“正解”。

ただそのうえで、僕はどうしても
無垢材の床に惹かれ続けてしまう。

今日は、その理由を河野視点で正直に書きます。


🔸 合板は便利。でも“肌で感じる質感”は無垢材が抜きん出ている

合板は表面材が均一で、収縮も少なく扱いやすい。
施工性も高いし、デザインの自由度も高い。

でも、日々の生活で人が一番触れる場所は「床」であり、
そこに立った瞬間の“感覚”という部分になると、
無垢材はどうしても特別なんです。

  • 冬の冷たさが刺さらない

  • 夏のベタつきが本当に少ない

  • 裸足で歩いたときの柔らかさ

  • 床に座ったときの自然なぬくもり

こういう“身体の奥に届く感覚”は、
塗装された合板ではどうしても埋められないギャップがあります。


🔸 無垢材の「経年変化」は欠点じゃなく、むしろ魅力だと思う

無垢材は確かに変わります。
色も艶も、手触りも、少しずつ変わっていく。

でも、それは劣化ではなく
「素材が育つ」時間の積み重ね。

  • 少し飴色になっていく

  • 光で表情が変わる

  • 歩いた跡が馴染んでいく

これがなんとも言えない良さで、
暮らしの歴史がそのまま床に積もっていくような感覚があります。

合板はずっと“変わらない”設計。
それはメリットだけど、
変化を楽しむという価値観はそこには生まれない。

だから僕は、無垢材のこの“可変性”が好きです。


🔸 子どものいる暮らしほど、床に気を使うべきだと思っている

これは実体験としてよく感じること。

子どもは大人より床との距離が近い。
・裸足で走る
・座る
・寝転ぶ
・触れる
・よくこぼす

床との接触時間は、大人より圧倒的に長い。

だからこそ、
肌ざわりや空気の質に直結する素材 を選んであげたいと思う。

無垢材が必ずしも“正解”ではないけど、
身体が敏感な時期だからこそ、
自然素材がいいと思うご家庭は確かに多い。


🔸 無垢材=扱いが難しい、は本質じゃない

よく聞くデメリットは、

  • 反りやすい

  • 伸縮する

  • 傷がつきやすい

でもこれは “素材の特性” であって、欠点ではない。
乾燥状態を見極め、適切に施工できれば問題にはなりません。

実際にピースホームで扱ってきても、
大きなトラブルは一度もない。

むしろ無垢材の良さを引き出すのは、
施工の技術現場の目 です。


🔸 床材の違いが「空気の質」にまで影響するという真実

これは体感した人にしか分からないけれど、
無垢材(特にもみの木のような自然素材)を使った家は、

  • 呼吸のしやすさ

  • 乾燥・湿度の感じ方

  • 空気のやわらかさ

こういう“空気の質感”に驚くほど差が出ます。

無垢材だから魔法が起こる、という話ではなく、
素材が呼吸していることが空気に影響している というだけ。

でも、この自然な心地よさは、合板とは別物です。


✔️ 河野の結論:床材は正解がない。でも“心地よさの方向性”はある

合板が合理的なのは間違いない。
コスパも良いし、デザインも豊富。
それを選ぶのも完全に正解です。

ただ僕は、

「毎日触れる場所だからこそ、
身体が喜ぶ素材を選んでほしい」

そう思っています。

床は、家の中で最も自分と触れ合う素材。
だから僕は、選択肢が広がっている今でもなお、
無垢材の床に惹かれ続けています。

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