🌞**「南に大きな窓」は、もう正解じゃない?**

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〜日射取得と遮蔽のバランスを見直す家づくり〜

こんにちは。ピースホームの河野です。

断熱や省エネが住宅業界のトレンドになって久しいですが、実は「正解」も年々アップデートが必要です。
今日のテーマは、その代表ともいえる《南の大きな窓》について。

「冬は暖かく、夏は涼しい家にしたい」
これは誰しもが望むこと。でもその実現方法は、時代によって変わってきているんです。


🏠 そもそも、なぜ南に大きな窓をつけていたの?

「パッシブデザイン」という考え方が広まったのは、2000年代初期。
この頃は、冬に日射熱をたっぷり取り入れることが、省エネ住宅の鍵でした。

そこで生まれた指針のひとつが

「南面の窓は床面積の10%以上」

冬の日差しで室内を温め、暖房エネルギーを抑える。
そんな「自立循環型住宅」の理想が、南向き大開口の基本になったわけです。

でも……その常識、いまの気候に合っていますか?


☀️ 夏が長すぎる時代に、何が起きているか?

ここ数年、香川県でも5月から10月まで真夏のような日射が続きます。
2025年は全国的に「10月でも冷房が要る」なんて声も。

すると、どうなるか?

✔ 南面の大きな窓から
✔ 朝晩の斜めの日差しが
✔ 容赦なく室内に入り込む

しかも、庇(ひさし)で日射を遮れるのは6〜7月だけ。
春秋がなくなり、「夏6ヶ月・冬4ヶ月」というバランスに。


💡これからの窓計画は「日射遮蔽」が主役です

断熱性能の高い家は、魔法瓶のように“熱を逃がさない家”
だからこそ、「どんな熱を入れるか」「どう遮るか」が重要になります。

つまり、

従来の考え方 これからの考え方
南に大きな窓で日射取得 日射遮蔽を前提に開口設計
冬を中心に考える設計 長い夏をどう快適に過ごすかがカギ

大きな窓をつけるなら、
それは**“景色を切り取る”ため**。
そして、しっかりと日射を遮る仕組みがセットで必要です。


🏡 ピースホームが考える「ちょうどいい窓の家」

ピースホームでは、
見た目の良さだけではなく、日常が快適に暮らせるか」を何より大切にしています。

たとえば:

  • ☀️ 夏の日差しは軒やシェードでカット

  • 🌳 開口は周囲の環境に合わせて計画

  • 🌬 窓位置で風通しもデザイン

  • 💡 窓の断熱性能は必ずチェック

「もみの木と暮らす家」や「シンプル+の家」でも、
それぞれの土地・暮らし方に合わせて、設計から窓を考え直すことを大切にしています。


📘【まとめ】これからの家づくりキーワード

  • 「日射取得」より「日射遮蔽」

  • 大きな窓は“景色”のために割り切る

  • 窓+庇+シェードは必須セット

  • 断熱性能=熱が逃げない魔法瓶=熱の出入りをコントロールする家

\昔の常識では、これからの快適な暮らしはつくれません/

設計段階で、「窓をどう考えるか」から家づくりを一緒に考えてみませんか?

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