🌲「空気の質まで変える断熱材」|シュタイコを選ぶ理由と他素材との違い

こんにちは、河野です。

「断熱材」と聞くと、多くの方は「冬の寒さ・夏の暑さを防ぐもの」というイメージを持たれると思います。もちろんそれは大前提ですが、実は断熱材の選び方ひとつで家の空気の質や住み心地まで変わることをご存じでしょうか?

今回はピースホームが次のステップとして導入を検討している木繊維断熱材 「STEICO(シュタイコ)」 を中心に、その特長と他の断熱材との違いについてご紹介します。


❄️ 断熱材の基本機能と住まいへの影響

断熱材の役割は「熱を伝えにくくする」こと。
しかし実際の住まいで感じるのは、それ以上の効果です。

  • 冬:外の冷気を遮断し、室内の熱を逃がさない

  • 夏:外の熱気を遅らせ、室温の上昇を防ぐ

  • 一年を通じて:冷暖房効率を高め、光熱費を抑える

このように断熱材は「快適性」だけでなく「省エネ」「健康」に直結する重要なパーツ。だからこそ素材選びは慎重にすべきなんです。


🌲 シュタイコ(木繊維断熱材)の特長

シュタイコはドイツ生まれの自然素材系断熱材。木を細かい繊維にして板状にしたもので、いわゆる“呼吸する断熱材”です。

1. 調湿性が高い

湿気を吸って吐き出す性能があり、室内の湿度を安定させます。梅雨時でもジメジメしにくく、冬の過乾燥も和らぎます。

2. 蓄熱性能がある

一般的な断熱材よりも「熱をため込む力」が強いのが特徴。夏の昼間に入ってきた熱を夜まで遅らせ、室温の上昇を防ぎます。結果として夏でも涼しい家を実現できます。

3. 空気の質を高める

自然素材ゆえに有害な化学物質を含まず、VOC(揮発性有機化合物)の発生もありません。小さなお子さんやアレルギー体質の方にも安心。

4. 耐久性と吸音性

密度が高く、劣化しにくいので長寿命。さらに繊維の隙間が音を吸収し、外の騒音も軽減します。


🔍 他の断熱材との比較

グラスウール

最も普及している断熱材。価格は安いが、湿気に弱く、施工精度によって性能が大きく変わります。

発泡プラスチック系(ウレタンフォームなど)

高い断熱性能を持ち、気密性も確保しやすい。ただし調湿性はなく、化学物質の影響を懸念する方もいます。

シュタイコ(木繊維断熱材)

  • 調湿性あり

  • 蓄熱性に優れる

  • 自然素材で空気の質が良い

価格はやや高めですが、性能+健康+環境面まで考えたときにバランスが非常に優れています。


🏠 なぜピースホームが注目しているのか?

香川県内ではまだシュタイコを採用している住宅会社は多くありません。
それでも僕が注目しているのは、**「暮らしの快適さを根本から変える可能性がある素材」**だからです。

調湿性や蓄熱性に優れているので、

  • 夏の蒸し暑さがやわらぎ、夜も快適に眠れる

  • 梅雨時でも洗濯物が乾きやすい

  • 冬の乾燥や結露を抑え、空気が澄んだまま

こうした効果が期待できるのが、木繊維断熱材シュタイコ。

まだ導入事例は少ないですが、だからこそ「新しい素材を試す価値」を感じてもらえるはずです。僕自身も「家族にとって一番いい空気環境をつくりたい」と思い、この素材を研究しています。


🌱 まとめ|断熱材は「性能+自然素材」で選ぶ時代へ

これからの家づくりでは「省エネ等級」や「断熱等性能等級」などの基準を満たすことは当たり前になります。
大事なのはその先――

  • 毎日の暮らしがどれだけ快適か

  • 家族の健康にどれだけ寄与するか

  • 長期的に見てどれだけ価値が残るか

シュタイコはその答えを出せる断熱材だと、僕は考えています。

「まだ誰も選んでいない素材を、先に取り入れる」
そんな家づくりに共感していただける方に、ぜひお話ししたい断熱材です。


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