〜CO2と木材乾燥法から考える、家づくりと環境のいい関係〜
こんにちは、ピースホームの河野です。
家づくりを考える時に「自然素材がいいな」「エコな家にしたい」という声、最近ますます増えてきました。
そんな時に出てくるのがこの疑問👇
「やっぱり国産材の方がエコなんじゃないの?」
「輸入材って船で運ぶからCO2いっぱい出るんでしょ?」
たしかに、直感的にはそう思いますよね。
でも実は、輸入材の方がCO2排出量が少ないケースがあるんです。
🔍 CO2排出量を左右する「乾燥方法」
木材は伐採しただけでは使えません。建材として使うには「乾燥」という工程が必要です。
ここで大きな差が出るのが…
☀️ ヨーロッパの乾燥方法 → バイオマス(木くず燃料)
🔥 日本の乾燥方法 → 石油系燃料による機械乾燥
つまり、エネルギー源の違いがCO2排出量を左右しているんです。
✅ バイオマス乾燥とCO2サイクル
バイオマス(木材チップなど)を燃やして木を乾燥させるとき、燃料に含まれるCO2はもともと空気中にあったもの。
そのCO2は新しい木がまた吸収してくれる──
このような仕組みをカーボンニュートラルと言います🌳
それに対して、石油は「新たに地中から掘り出してCO2を増やす」燃料。
この差は、地球温暖化対策としてとても大きいんですね。
🍀 一番エコなのは「天然乾燥」
ピースホームが扱っている“もみの木”は、**太陽と風だけで乾燥させる「天然乾燥材」**です。
これは電気も石油も使いません。
時間はかかるけれど、木のもつ本来の力を活かせる、まさに地球にも人にもやさしい乾燥方法。
「自然素材=日本の木」ではなく、
**「自然の力で乾燥された木かどうか」**が、本当にエコかどうかを見極めるポイントです。
🏡 エコ視点でも“選ばれる木”とは?
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乾燥にどんなエネルギーを使っている?
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輸送時のCO2より、乾燥方法でのCO2が多くない?
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「国産」か「輸入」よりも「乾燥の中身」が大事では?
ピースホームでは、人の体にも地球にもやさしい素材選びを重視しています。
🌲「もみの木と暮らす家」だからできること
ピースホームの「もみの木と暮らす家」では、
天然乾燥のもみの木を床や天井にふんだんに使い、
空気・肌ざわり・調湿性能までトータルで考えています。
目に見える“木のやさしさ”だけでなく、
目に見えない“環境へのやさしさ”まで大切にしたい──
そんな想いから、この家づくりを選んでいます。
📕 木材選びに悩んだら…
あなたにとって一番大切にしたいことはなんですか?
・見た目
・手入れのラクさ
・エコへの意識
・子どもの健康
何を優先するかによって、選ぶべき素材は変わってきます。
でも、知っているかどうかで判断は大きく変わるもの。
まずは、正しい知識を知るところから始めてみませんか?